チク、タク③坂本昌行 妄想二次小説 | あいのゆめは今日から普通の子育て日記

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2024/4/11サレ妻発覚し慰謝料請求〜締結しました!ピアノとタロット、たまにお狐様とか言うアスペドSおばちゃん。相手次第でドM(クソどうでもいい情報)
2020~KAT-TUN
2014〜恋人は公安刑事/東雲歩。
2016~2020;V6

お誕生日ストというなの坂本昌行妄想二次小説滝汗
ラブセン目指してる笑い泣き
苦手な人はスルーしてね❤











……続き……
--マンション前--

坂本さんに送って貰った夜。
時間は無情にも過ぎ、別れの時。

私のマンションの前までたどり着いた。
私「あ……」
寂しさが募る。
明日もまた、
彼に会えることは分かっているのに、
今日のこの、
時を逃してはいけない気がしていた。

坂本「ここ、だよね?じゃあ……」
私「あの、もう少し……一緒に……」
彼は困ったように笑い、
それから腕時計を見た。
坂本「もう遅いから……ごめんね、また……」
私は後悔した、
彼の負担になってはいけないと。
俯く私。

坂本「コラ、そんな寂しそうな顔しないの!」
彼の大きな手が、私の頭に伸び、
くしゃっと髪の毛を混ぜられた。
思わずドキッとして、髪を抑える。

彼は一瞬迷ったあと、

坂本「じゃあ、部屋の前までね」
と言って笑う。
良かった、もう少しだけ一緒にいられる……
私は安堵して、マンションに入っていった。


二人だけでエントランスをくぐり、
エレベーターに乗る。

坂本「何階?」
私「あ、5階です……」
我ながらどうしてもっと高層階に引っ越さなかったのかと、過去の自分を呪う。

静かに上昇するエレベーター。
沈黙。
チク、タク、チク、タク
時を刻む音。

彼と一緒にいられるのは、
あと、どのくらいだろう……
この仕事が終わったら、
もう、彼とは……

チン!
やがて5階に着き、エレベーターが開く、
彼が先に降り、私を通してくれる。
彼はあたりを見回すと、

坂本「ここで、良い?」
私は頷き、
私「ワガママ言ってごめんなさい。遅くなっちゃったね、ありがとう」

坂本「ううん、全然」
いつもの彼の笑顔。
私は、いつから、この笑顔に……
"また明日"
の言葉が出てこなくて沈黙してしまう。

チク、タク、チク、タク……

私「あの……」

坂本「うん?」

私「好き」

坂本「……えっ!!?」
やけに大きな彼の声に、
ハッと我に返る。
心の声が出ちゃってたらしい……


私「な、何でも無いです!ごめんなさい!また明日!!」
私は何てことを口走ったのだろうか、とりあえず聞かれなかったことにして、慌てて、その場を後に……しようとした、が、

彼に腕を取られ、、

坂本「ち、ちょっと待って、い、今」

私「気にしないでください!気のせいですから!!」

坂本「気のせいって、お、俺も好きだから」

私「えっ!!?」
恥ずかしくて見られなかったけど、やっと見上げた彼の顔は、いつもより紅い気がした。
驚いていると、ギュッと抱き締められ、
しかしその温もりは、一瞬で離れていき、
両肩を捕まれ、優しく見下ろされる。

坂本「ごめんね、いつか、ちゃんと言おうと思ってたんだけど……先に言われたから、焦っちゃって……俺も、好きだから、気のせいとか、言うなよ」

固まっている私の頭を優しく撫でると、
坂本「おやすみ」
と言って、彼は、爽やかに立ち去っていった。
呆然として動けない私。

チク、タク、チク、タク……

時計の音に我に返り、
自分の部屋へと向かった。




……続く……