その理由は
結末が良い感じで終わるから。
(ハッピーエンドが好きです)
それなのに
読み始めるや否や、絶望の気持ちに落とされて、少しめげながら読みましたわ。
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693円
某人気週刊紙の副編集長 志賀は
ある朝、突然息子が殺人犯の容疑だと警察に訪問される。
週刊紙の記者という父の職業を嫌っていた息子は
大学に入学すると同時に疎遠になっていた。
その息子がストーカー殺人をした挙げ句自殺したという事件。
息子を亡くした悲しみの中、
殺人犯の親としてマスコミから、SNSから、名も知らぬ一般人から石を投げられるような存在になる。
更には
被害者の娘からナイフで襲われるのだが……
私も昨今のSNSでの『叩き』?というか『さらし』?というのか
見ず知らずの人間が被害者や加害者にとやかく言うのはおかしいんじゃない?……って思ってる。
犯罪は当然、償うべきだし
もちろんそれなりの罰を受けて欲しい。
でも、それは加害者、被害者、司法のやるべきことで
全く関係ない他人が口出しすることではないと思うのよね。
もちろん私だって、
事件に対してあーだこーだ言いますよ。
友人や家族とね。
「あんなやつ、さっさと牢屋に入ればいいのに!」なんて……
つい最近、外国から帰ってこない某国会議員だった人に言ったっけ(笑)
でも
その人のプライベートを調べて住所や写真を公開しちゃうのは……心ある人間の行為としては違うよね……と思います。
結末は中山七里の小説でしたが……
色々考えさせられる内容でした。
生きていくなか、大事なのは結局人と人との関係かな~。
オススメです