このタイトルだけ聞くと
…うおー死神?あるいは必殺仕事人とか?
なんて思ったけど
そう、ある意味、、必殺仕事人の話かな
あなたの人生、片づけます 垣谷美雨
4人の登場人物の元に現れるのは
大庭十萬里(おおばとまり)
「あなたの片付け手伝います」という本を出版している片付け屋のオバサン
だが、部屋と同時に心も掃除してくれるのだ。
彼女は直接家を片づけてくれるわけではない。
その人と向き合い、話し合い、片づけ方を指導してくれるだけ。
家族が依頼してしまい、
「なんでこんなおばさんに偉そうに言われなきゃいけないんだ」
と憤慨する4人の登場人物
一流企業のOLだが立派なマンションの自室はゴミ屋敷の永沢春花
妻が亡くなった後、自分では何もできず娘に頼りっきりの木魚屋 国友展蔵
田舎の大きなお屋敷に住む掃除も片付けもきちんとしている78歳の三枝泳子
無気力で家庭崩壊しており謎の秘密部屋がある池田麻実子
彼女たちが心に抱えるゴミは何か?
そのゴミはどうやったら処分できるのか?
わりとありきたりな展開だし、お手軽に話は完結するので
1回読んだ時には・・・「ふーん、なるほどね」
まあまあ面白いけど、、、という感想
でも2回目に読んだら・・・「うむむ」
3回目で、なんだか自分の内面を鑑みて、、、、
この片づけ屋大庭十萬里がうちに来たらなんて言うだろう?私のどこに注目するだろう?
と、ちょっと考えてしまったわ(笑)
手軽に読みやすいしおススメです。