発音、発声、声量... カナダ人に勝るには至難の技である。むしろ違う所で勝負しないと、比較にもならない。

今まで日本で習ってきたボイストレーニングに付け加え、さらに進化する必要があった。

そんな時、アシュリーが曲のメロディーを全てピアノでとり、グラフに表しなさいと指示した。

何か理科の実験でもさせられたかのようだったが、今のカラオケ音程判定機のように一つの波形グラフができあがった。


歌は、感情だけをむき出しに歌えばいいというものではない。
一つ一つの音を精密に表現していこうとすることも大切である。

カナダの公用語はほぼ英語で、子音(小さな音)を生まれながらに発音できる彼らの耳は、すでに音をとることに優れていた。

だから外国人は歌が上手い人が多い。
こういったハンデと戦いながら成長していかなければならないことに改めて大きな差を感じた。

そんな時、アシュリーが自分にレコーディングする事を勧めてきた。