フジドリームエアラインズの静岡-熊本線、8月以降運休を同社が検討
静岡新聞 2月1日 http://www.shizushin.com/news/feature/airport/news/20110201000000000019.htm
フジドリームエアラインズ(FDA、牧之原市、鈴木与平社長)は1月31日、8月1日以降のダイヤで、利用が低迷している静岡―熊本線の運休を検討していると発表した。同日、熊本線の運休を視野に入れた運航計画変更を国土交通省に届けた。FDAは熊本線継続のため営業の強化に努め、利用状況を見極めた上で、5月末までに継続か運休かを判断する。
熊本線は、FDAが2009年7月の運航開始から静岡空港を拠点に飛ばしている3路線のうちの一つ。就航から昨年末までの搭乗率は43.3%にとどまっている。静岡発の便は比較的好調なものの、熊本発は苦戦している。路線の存廃は検討中だが、運休の可能性がある場合は6カ月前までに知らせる航空業界の「6カ月ルール」に従って、国交省に届け出た。
FDAは日本航空の地方空港からの撤退を受けて、静岡空港や昨年10月末に参入した名古屋空港(小牧空港)を拠点に需要が見込める新路線の開拓を図り、不採算路線の見直しも続けている。搭乗率が最も低い静岡―小松線は3月27日以降の新ダイヤで運休を決めた。
FDAが気にかけているのは3月12日に迫った九州新幹線の全線開通。静岡発の就航先の福岡、熊本、鹿児島が結ばれることで、『熊本線の利用にどのような影響が出るのかも判断の材料にしたい』としている。
熊本線の利用増に向けて、新ダイヤから、55日前までにチケットを予約・購入した場合、普通運賃の半額以下に割り引く格安料金を復活させる。新ダイヤで名古屋―熊本線の運航を開始することもあって熊本での宣伝活動を強化する方針で、『相乗効果が出てくれれば』と期待する。静岡、熊本両県も利用促進に取り組むという。
利用促進策取り組む
川勝平太知事の話 県としては熊本県とも連携しながら、ふじのくに交流団の派遣や観光キャンペーンの実施などの利用促進策に取り組み、搭乗率向上による路線維持を図っていく。
整備会社の取り付けミス、JAL機が約3年間も脱出スライド動かぬ状態で飛行
MSN産経ニュース 1月28日18:55 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110128/crm11012818570094-n1.htm
日本航空は1月28日、同社のボーイング777に設置されている緊急脱出用スライドに不具合があり、少なくとも1機が約3年間にわたり作動しない状態のまま飛行していたと発表した。委託会社のミスが原因で、日航はほかに7機でも同様の可能性があるとしてスライドを交換した。
日航によると、ミスが見つかったのは両翼上部のドア付近にあるスライド。緊急時にドアを開くと自動的に膨らんで滑り台状になり乗客らが脱出する仕組みだが、27日の定期点検で、ドアを開けてもスライドが自動で降りなくなっていることが判明した。
スライドは平成20年2月に納入されたもので、組み立てを担当した委託会社の男性社員(34)が、スライドを2段階で自動展開させるために必要なひもの取り付け位置を誤ったのが原因で、この間、検査などは行われていなかった。
日航はこの男性社員が作業を担当した別の7機のスライドを急遽交換。作業に伴い、28日の国内線3便、国際線1便が最大4時間45分遅れたほか、国内線2便の乗客を別便に振り替えるなどの影響が出た。
日航によると、ボーイング777にはスライドが計10カ所取り付けられているが、2段階で展開する形なのは両翼付近の2カ所のみという。
JEXがパイロット候補生6人の内定を一方的に取消し、他20人も同社要請受け辞退
▲JALエクスプレスが昨年12月27日付で、内定辞退の合意が得られていない内定者に対し発送した「内定解約通知書」のコピー
MSN産経ニュース 1月31日15:44
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110131/biz11013115440008-n1.htm
会社更生手続き中の日本航空グループで近距離運航を行う子会社JALエクスプレス(大阪府池田市、JEX)が、今年度中に採用する予定だった自社養成パイロット候補のうち6人程度の内定を一方的に取り消したことが1月31日、分かった。内定者は計26人で残り約20人はJEXの要請を受け、内定を辞退した。
26人は2009年9月に内定通知を受け、当初は入社が22年8月以降になるとの説明を受けた。日航は昨年1月に会社更生法の適用を申請したが、26人は4月1日に開かれた日航グループ入社式に出席した。
しかし、その後、路線や人員規模を今年度中に3分の2まで削減することを決定。グループ内のパイロットの自社養成も凍結した。
これを受け、会社側は7、8月にかけて説明会を開き、「パイロット訓練生として採用できるか不透明になってきた」として、内地上職での採用を検討していると説明。10月には(1)グループ内での就業(2)一時金90万円と支援金10万円(3)一時金90万円と転職支援プログラムの受講-の3つの選択肢を示した。
さらに会社側は昨年12月27日に未回答の内定者に対し、今月末付での内定解約通知を通知した。関係者によると、合意に至らなかった6人程度が一方的に内定を取り消された。会社側はこの6人程度に対しても、辞退者と同様の条件で一時金を支払う方針。
内定を取り消された男性(25)は『会社が厳しい状況であることは分かっている。内定者にはコストがかからないので、入社時期が遅れても、パイロットになって空の安全に一生を捧げたいという気持ちが強かった』と話す。別の男性(26)は『短期間で、一方的に選択肢を選ぶことを迫られるのは納得できなかった』と訴えている。
26人のうちほとんどは昨年3月に大学を卒業し他の企業からの内定を辞退して、パイロットになる日を夢見ていたという。
フロッシュさんのコメントにお答えします
政府専用機退役に関する記事について、フロッシュさんより以下のコメントが寄せられました。
http://ameblo.jp/airnews/entry-10793887491.html#cbox
航空情報誌に昨年12月、JALからNCAに整備を切り替えた旨の記事が出ていましたが、信憑性はどうなのでしょうかね。NCAは、B747-8もオーダーしていますから、ここしばらくB747シリーズを使うような気がします。
結論を申しますと、NCA(日本貨物航空)は政府専用機(Boeing 747-400)の点検・整備を請け負う事が出来ません。何故かというと、NCAの整備事業部は貨物専用機(Boeing 747-400F)の点検・整備資格しか所持しておらず、同資格では旅客機仕様の747-400と政府専用機を点検・整備することが出来ない規則になっているのです。
おそらく、政府専用機の定期点検・整備をNCAに委託しようという話は、NCAに打診する前に誰かの指摘で取り消されたはずです。
LCC躍進、燃料調達コスト高騰が足枷に・・・
MSN産経ニュース 1月31日20:45
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110131/biz11013120520035-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110131/biz11013120520035-n2.htm
インドで大手航空会社の後塵を拝してきた格安航空会社(LCC)が巻き返しに転じている。とりわけ注目を集めているのが、国際線参入の3例目となる最大手のインディゴだ。LCCならではの格安チケットに加え、運航スケジュールを厳守する戦略が奏功し、急成長を遂げている。
ただ、原油高に伴う燃料費の高騰懸念から格安チケットは値上げ圧力にさらされている。「インディゴ神話」が続くかどうかは、今夏に参入する国際線の成否にかかっている。
『neoシリーズの選択は、低価格運賃を引き続き提供することを可能にする』(インディゴ幹部)。インディゴは1月中旬、欧州航空機大手エアバスと航空業界史上最大といわれる発注契約を結んだ。A320型機30機と、燃費や環境に配慮したA320型neoシリーズ150機を発注。推定総額は156億ドル(約1兆2800億円)にのぼる。
今夏に国際線に参入し、国内の都市からシンガポール、バンコク、ドバイ、マスカット路線を就航させる予定で、インディゴにとっては約5年前の業務開始以来の大きな挑戦となる。
インドの航空業界に民間参入が認められるようになったのは1994年。それから9年後の2003年には、LCCのエア・デカン(07年にキングフィッシャーに買収され、キングフィッシャー・レッド)が就航。インディゴが国内線運航をスタートした06年4月には航空会社同士の競争や淘汰が始まっていた。
インディゴは、運航を始める前の05年4月、パリ航空ショーでエアバス機100機、総額60億ドルを発注し、業界を驚かせた。その成長は予想以上の速さで、(1)手頃なチケット価格(2)離着陸時刻の厳守(3)丁寧なサービス(4)余裕のある旅-という「シンプルな哲学」を実践。特に時間通りの離着陸は、インディゴのブランドとして確立し、顧客獲得に一役買った。
09年度の収益は経済危機の影響と燃料価格高騰に苦しむ大手を横目に55億ルピー(約100億円)の黒字を確保。昨年12月には、国営航空のエア・インディアを抜いて市場シェア17・3%を獲得、全体の3位に浮上した。乗客率では93・3%(昨年12月)でトップに躍り出た。現在は34機を保有し国内24の主要都市を結ぶ。
インド政府の統計によると、10年の国内線乗客数は、前年比16%増の約5202万人と急増。昨年12月には国内旅客数が史上最多の521万人に達した。
中でもLCCの躍進ぶりは目を見張るものがある。09年度の市場シェアを見ると大手が57%を占め、LCCは34%にとどまっているが、インディゴ、スパイスジェット、ゴーエアのLCC3社の昨年12月の乗客数は、前年同月比で20~30%増。伸び率が1桁の国営エア・インディアや大手キングフィッシャーとは対照的だ。
また、乗客率の高さでも、インディゴに続くのはスパイスジェット(88%)とゴーエア(87%)のLCC陣営だ。
一方で、不安材料もつきまとう。一つには、他国と比べて7~8割高額というジェット燃料がLCCに重くのしかかっている点だ。燃料価格の高騰を受け、エア・インディア、キングフィッシャーなど大手3社は1月に値上げを余儀なくされた。インディゴ、スパイスジェット、ゴーエアのLCC陣営は値上げせずに踏ん張っているものの、「大手に追随せざるを得ない」との見方が強まっている。
新たな機材の大量購入を行えば、パイロットの確保が急務。インド人パイロットは、時間の感覚がルーズで、些細(ささい)なことでストライキに突入することがある。
こうした事情を背景に元インド民間航空管理局長のM・R・シバラマン氏は、順風満帆に見えるインディゴについて『成功と断定するのは早計だ。国際線でのパフォーマンスを見極める必要がある』と指摘している。
(ニューデリー 田北真樹子)
新装羽田、まさかの「巣鴨化」・・・中高年の観光名所に
スポーツニッポン新聞 1月31日06:00 http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/01/31/kiji/K20110131000155100.html
昨年10月に新装オープンした羽田空港国際線旅客ターミナルが中高年女性の観光スポットと化している。特に江戸の町並みを再現したターミナルビル4階の「江戸小路」ゾーンで顕著。外国人観光客の人気を狙ったはずが予想外の展開だ。旅行代理店各社による日帰りバスツアーはドル箱人気となっている。
新装オープンから3カ月。今月最後の日曜日となった30日も家族連れの旅客らでにぎわった。
一方、家族連れはもちろん、旅客も少ない平日の昼。閑散とするビル3階の出発ロビーとは対照的に、4階の江戸小路は大混雑だ。その大半は中高年女性の見学者。まるで「おばあちゃんの原宿」として知られる東京・巣鴨のような光景だ。
神奈川県秦野市の主婦山崎史恵さん(74)は若者に人気のラーメン店「せたが屋」で昼食を取り「昔から行列ができるラーメン屋に並んで食べてみたかった。同世代が並んでいたので心強かった」と、トッピングが盛りだくさんのしょうゆ味ラーメン(1050円)を完食。浜松市から友人と訪れた主婦鈴木ヤチ子さん(70)は「あれだけ報道されていたので一度来てみたかった。買い物を満喫したい」と声を弾ませた。
出発ロビーには、旗を持った添乗員に引率された40~50人のツアー一行が目立つ。添乗員はここで参加者の点呼をとって「2時間後にここに集まってください」と案内。すると、小走りに江戸小路へのエスカレーターを駆け上がっていく女性も。建設中の東京スカイツリーを見学後に訪れた千葉県松戸市の主婦木暮フサ江さん(82)は「ここは暖かいわ」とコートを脱ぎ、いきなりアイスクリームを頬張った。
旅行代理店関係者は「羽田のツアーはドル箱」と解説する。阪急交通社(大阪府)は昨年10月のオープン時から日帰りバスツアーを開始。月20本ほど実施している。当初は昨年末までの予定だったが、人気を受けて4月いっぱいまで延長した。「バスツアーは旬や流行に左右されやすく、2カ月ほどで需要がなくなる。6カ月も続けるのは異例の長さ」(同関係者)という。
同じくオープン時から実施しているクラブツーリズム(東京都)は羽田を行き先に含んだバスツアーが約300もあるのに「土日は9割、平日でも7割程度の申し込みがあります」。関係者によると、昨年2カ月間で約3万人の参加があったようだ。来月からは大手観光バス会社「はとバス」(東京都)もツアー実施に乗り出す。
江戸小路に出店する店舗はいずれも中高年女性であふれ返っている。外国人向けに漢字をプリントしたTシャツなどを販売する「面白てぃしゃつ屋」は、客の9割が日本人。そのほとんどは60代以上の女性という。同店を運営するアートヴィレッヂの吉川泰男取締役商品部長は「客層は予想外でしたが、売り上げは目標を大きく上回っているので喜ばしい限りです」と話した。
同店では会計の際、客の「年代」と「性別」を打ち込んで顧客管理している。しかし、若者向けの店のため、年代の項目は10代から40代までしかない。吉川氏は「80代の方でも“40代”と入力することになるので、打ち込むキーボードの印字がうっすらはげてきました」と苦笑いした。
◇羽田空港国際線旅客ターミナル
昨年10月21日に24時間空港として開業。ソウルや上海などのアジア圏、ロサンゼルスやパリの欧米圏など17都市に就航。ターミナルビルは5階建てで約15万9000平方メートル。国内線の第1、第2ターミナルビルより都心寄り。京浜急行の羽田空港国際線ターミナル駅と東京モノレールの羽田空港国際線ビル駅と直結。品川駅、浜松町駅からの所要時間はともに最速13分。
【 Commemt 】
見物客の殺到は、羽田を発つ旅行者やビジネスマンにとっては「傍迷惑」に見えるでしょうね。そもそも江戸小路のようなテーマパークは羽田を発つ旅行者やビジネスマンを狙って作られたわけですからね。
しかし、仮に見物客が一人も来港しなかった場合、ターミナル運営会社や各テナントの業績にかなりの影響を与える事になります。羽田を発つ旅行者やビジネスマンとはいえ、全員が江戸小路に足を踏み入れるとは限らないわけですからね。
だから、見物客の殺到は空港側にとっては「大歓迎」というのが本音なんです。儲かりさえすれば良いのですからね。
飛行機を飲酒操縦したパイロット、どこへ飛ぶ予定だったか忘れる
らばQ 1月27日12:52 http://labaq.com/archives/51581395.html
英語版記事 http://arbroath.blogspot.com/2011/01/drunk-pilot-jailed-for-forgetting-where.html
車の酔っ払い運転はいけません。
でも酔っ払い操縦はもっといけません。操縦するフライトの目的地を忘れてしまったアメリカ人パイロットが、禁固刑になったようです。
裁判所によるとジョージ・ラ・パール操縦士は、デルタ航空で20年の経験がある熟練パイロットだと言います。乗客240人を乗せたボーイング767の操縦士としてデトロイトに向かう予定でしたが、あまりの酒臭さにヒースロー空港のセキュリティの係員が彼を止めたようです。
数本のビールを前夜に飲んだだけだと主張したようですが、スケジュールはデトロイト行きとなっていたにもかかわらず、ニューヨークへ飛行すると答えたことから、アルコール検査を受けることになったようです。規則では通常パイロットは血液100ミリリットル中20ミリグラムまでのアルコール量が許容範囲ですが、ラ・パールの血液からは4.5倍の89ミリグラムも検出されました。
その後、彼はアルコール中毒であることも判明し、裁判では罪を認めて反省の色を見せたものの、6ヶ月の禁固刑の判決が出たようです。重い量刑となりましたが、少なくとも操縦席に座らなかったことで、その日の乗客の安全は守られたように思います。
【 Comment 】
記事タイトルが間違っています。パイロットは結局乗務を外されたわけだから、「飲酒で乗務を外されたパイロット、目的地がどこなのかさえ忘れる」とするのが正しい表記です。
因みに日本の航空会社の場合、乗務12時間前からの飲酒が禁止されています。要するに、乗務直前の検査でアルコール成分が微量でも検出されたら問答無用で乗務禁止になってしまうというわけです。
エアカナダ、3月5日就航予定の羽田-バンクーバー線を搭乗予約受付中にドタキャン
羽田経済新聞 1月27日 http://haneda.keizai.biz/headline/732/
エア・カナダは1月26日、3月に新規開設を予定していた羽田空港~バンクーバー直行便の就航を当面見合わせることを正式に発表した。
同社は当初、新路線を1月29日に開設を予定していたが「旅客需要への対応」などを理由に3月5日に延期していた。さらなる延期と就航見合わせの可能性については、既に一部の業界関係者らに非公式に伝えられていたが、同日、本社による別の日本路線の増便のリリースに含める形で公式に告知したもの。
リリースの中で同社は「期待より低い旅行需要」を就航中止の理由に挙げており、今後の羽田就航の予定については「(羽田空港で)アジアの都市などへの乗り継ぎが可能になる時間帯の発着枠が確保出来るまで延期する」とした。
現在、羽田空港の昼間時間帯の国際線発着枠の割り当ては東アジアを中心とした近距離路線のみで、欧米都市などへの中・長距離路線の運航は深夜・早朝時間帯に限定される。2013年度以降、同空港の国際線発着枠が段階的に増加する中、昼間時間帯における長距離国際線の運航を認める方針がすでに発表されているが、欧米の航空会社には乗り継ぎなどの利便性確保を理由に、より早い時期に昼間時間帯の発着枠割り当ての実現を望む声もある。
エア・カナダの予約・営業担当者によると、すでに羽田~バンクーバー便を予約済みの旅客については順次、同社の成田~バンクーバー便への振替を案内していくという。昨年10月の羽田空港国際化以降、国際線の就航予定が大幅延期または中止されるのは、今回が初めて。
フジドリームエアラインズの静岡-松本(長野)-札幌線、3月27日から松本経由を廃止
毎日,jp 1月27日 http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20110127ddlk22020276000c.html
フジドリームエアラインズ(FDA)は1月26日、長野県営松本空港を経由する静岡-札幌便を3月27日から運休し、静岡-札幌直行便を再開すると発表した。また静岡-福岡便を1日3往復(現行2往復)に増やす。
県は2月開会の県議会に、静岡空港の利用時間を13時間(現行11時間半)に延ばす条例改正案を提出する予定で、可決を見込んで福岡便の増便を決めた。
FDAはダイヤ改正案をまとめ、国土交通省に提出し受理された。
FDAは昨年10月末から松本空港を経由する静岡-札幌便を就航させたが、県のまとめなどによると、利用者は直行便に比べて約4分の1にとどまるなど苦戦していた。FDAの斎藤茂宏・営業副本部長は「夏季には利用者が再び増えるため予定通り再開する」と説明した。
今回の改正では、日本航空が1日3便運航している県営名古屋空港-熊本便のうち2便を引き継ぐことも盛り込んだ。昨年10月導入した5号機の輸送力を名古屋空港に振り分けた形で、FDAの「名古屋シフト」を印象づけた。【平林由梨】
中国・山東航空、今夏スケジュールから関空-済南-西安線を運航
トラベルビジョン 1月26日 http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=47549
山東航空は夏スケジュールから、現行の関空-済南線を済南経由の西安線に変更する。使用機材はボーイングB737-700型機で、運航頻度は火曜と土曜日の週2日。運航スケジュールは下記の通り。
尚、関西国際空港によると、今回の西安への路線開設は、関西の自治体や経済界と共同で実施したエアポートプロモーションが奏功したという。
▽SC 関空-済南-西安線運航スケジュール
SC4093便 XIY 10時20分発/TNA 12時00分着/TNA 13時00分発/KIX 16時30分着
SC4094便 KIX 17時30分発/TNA 19時20分着/TNA 20時20分発/XIY 22時00分着