心臓のチェックへ

 

妊娠中にニコの心臓に異常があるかもしれないことを示すいう兆候は何回もあったのですが、その度にエコー検査をして「問題ない」と言われていました。このブログに書きました↓

 

 

 

ダウン症児の合併症として心臓疾患がとても多いことから、M先生から告知をいただいた際に「心臓をチェックしましょう」と言われました。

 

 

心房中隔欠損10mm

 

 

エコー検査の結果心房中隔欠損があることが判明しました。

 

心房中隔は心臓の右心房と左心房の間の壁のことで、そこにニコは10mmの穴が空いているそうです。

 

心臓に穴が空いていると聞くと怖いのですが、先生によりますと赤ちゃんがお腹の中にいる間は、そこに穴が空いているのが通常なのだそうです。それが生まれると塞がるのだそうですが、ダウン症のある子や、予定より早く生まれるなどした未熟児の場合は、穴が残ってしまうことが多いのだそうです。

 

多くの場合は自然治癒するものだそうです。しかしニコの場合は、穴が大きいので、自然治癒しない可能性が高いとのことでした。身体が小さいうちは穴が空いていても負担にないものの、5歳くらいになってくると影響が出てくるため、成長を待って手術をすることになるだろうという説明がありました。

 

日本語で聞いても分からない病気の話を、先生から早口の英語でつげられるので、病院に行くときはいつも必死です。おかげで英語が上達した気がします。

 

心房中隔欠損の手術は、簡単な手術だと先生はおっしゃいましたが、親としてみれば心配です。

 

 

自然治癒しました!

 

追記

ニコが2歳の時に日本に帰国してからも、心臓の経過観察を年1回続けました。

 

日本の医師からも「10mmはまず塞がらない」と言われていましたが、5歳のときに先生から「穴がなくなったようです」と言われました。

 

念の為、6歳のときにもう一回検査をしましたが、「穴が見当たりません。治癒したということになります。経過観察も終了です」と言われました。

 

10mmでも塞がることもあるようです!

 

 

 

(お月様とニコ)

 

昔は、ダウン症のある人は短命と言われていたそうですが、 今は多くの合併症の治療が可能になり、ダウン症のある人たちも健康に長生きしているそうです!!

 

 そんなわけでニコの健康についてはいつも心配してはいますが、あまり深刻に心配しすぎないようにしています。