ある日のこと。
確かに文字原稿は渡したが、間違ってると気づいたならそちらで直せ。
直ってないから問いただしたら、原稿通りとか言いやがる。
言われた通りのことしかできないなら、クリエイティブと名乗るな。
……みたいなお話を見かけたんですよ、SNSで。
これってさー、ちょっと昭和主義が強すぎないかなぁと思いまして、つらつら書いてみる次第です。
いまは令和。アップデート必須。
デザイナーに指示外の文字修正責任があるかどうかは、発注次第ってコトを意識していただいたほうがいいかもしれないなあという感じです。
昔はね?
そういう修正もやってたところはありました。
だけどそれは「わりとしっかりお金を渡してる元請け」のお仕事だったように思います。
今は勝手に修正してしまうと、法律上おかしなことになってしまうので、避けたほうが賢明かなと思っています。
下請法とかそういうものを調べていただくと、理解が進むかと思うのですけれども。
業務委託(受注側)で、かつ発注側が何も指定していないなら、デザイナー側に「校閲」の義務はないと思っていいです。つまり、触っちゃいけない。
あ、「校正」じゃないことに注目。
校閲というのは、
誤字や脱字をチェックすること。
意味が正しいかどうかについて調べてチェックすること。
誤用ではないかについても調べてチェックすること。
などがあります。
ぶっちゃけすごく深いところまでチェックして、修正の方向性を決めていくことになります。
やってる側にそんな意識はないかもしれませんけれどね。
有り体に言えば「コピーライターのお仕事」になります、ハイ。
責任範疇を明確にしなければいけない
基本的には文字原稿を作った人に責任があるので、勝手に直したら「どの段階で誰が手を入れたのかわからない = 責任が不明瞭になる」んですよね。
なにかあったときに、誰が悪いのかは明確にしておく必要があります。
いらない負債は背負っちゃダメ。
だから「勝手に直したあいつが悪い」と言われないよう手を打たなければいけません。
もしも文字原稿が支給だった場合
文字原稿とデザインしたもので漏れや欠けがないかを確認するのは、デザイナー側の責任になりますから、そこはキッチリ確認してください。
どういう仕事の受け方をするかで責任範疇が変わってしまいますので、注意が必要だということ。
業務委託の場合と、内製では取り扱いが違うということ。
ワークフローの観点で下流に位置する場合は特に「勝手に修正したらダメ」ということ。
これらは、肝に命ずるべきお話だと思っていただければ。
じゃあどうすればいいのか?
ヘンだなとか、どうみても誤字だなとか、そういうことに気づいたら。
修正せず、上へ確認をあげるようにしてください。
原稿をPDFでチェックに回すなら、
なにもせず書き出したPDFと、コメントを入れたPDFを用意するようにしてください。
あるいはメールで送信するとき、本文内に箇条書きするのもいいですね。
より間違いが少ないのは、どこがおかしいのかを書き加えたPDFのほうです。
作業に入る前に気づいたら?
原稿受領時に「ミスかな?」と気づくこともあると思います。
そういうときは先に元請けへ「間違ってない?」と確認の一報を入れてください。
そして、修正指示を受けた状態で作業を進めてください。
この件、長くなるのでここらへんで一度切ります。
続きます。