2021年は、ダミーロードを3種作りました。
FT8を始めてオンエア機会が増え、FT8のインターフェイスの製作など、ダミーロードが必要になったのですが、持っていたものが見つからず…
そこでダミーロードを自作してみるのも面白そうだと思って製作しました。さっそく7月に酸化金属皮膜抵抗で作ってみると結果は良好。実用的でした。
※記事の公開は分割して行いましたが、実際製作期間は数日です。
1 酸化金属皮膜抵抗 (HF~50MHz) 100Wまで対応。同心円配置。
特性的にも問題なしです。
2 セメント抵抗 (1.8~3.5MHz帯まで)200Wまで対応
ものづくりは、やっているうちにいろいろ調べるので、セメント抵抗でも作ってみたくなりました。
「セメント抵抗でもHFなら実用的」という先人の記事を見て、自分もやってみたくなったセメント抵抗。作るときのドキドキ感は、なかなかおもしろかったです。
3 酸化金属皮膜抵抗 (HF~50MHz、144MHzも) 200Wまで対応。
いろいろな本にも書かれていますが、酸化金属皮膜抵抗がダミーロードのパーツとしてはベストでした。
私は100W免許も受けているので、実験用にダミーロードは200Wクラスがないと実用的ではないなと思って、まとめ的に挑んだのが3作目の酸化金属皮膜抵抗ダミーロードです。
実は3作目は設計段階でひとつ気になる事がありました。それは抵抗の配置です。数が多いだけでなく、通電ルートが等距離になはらない配置だからです。
結果的には40本の抵抗を同心円に配置しなくても良い特性が出たので安心しました。意外と大丈夫なのですね。
しばらくは、このダミーロードが実験時などに活用できそうです。
皆さんがもし参考にされるときは、「1 酸化金属皮膜抵抗 (HF~50MHz) 100Wまで対応。同心円配置。」が1番丁寧に製作工程を書いています。
この記事は、100Wタイプです。ドリルを使わなくても制作できるので、静かに作業できます。
少しでも参考になればと思います。
酸化金属皮膜抵抗ダミーロードの部品について
主な部品は次のとおりです。
100Wの場合は1Kオーム20本、200Wの場合は2Kオーム40本を並列で組みます。
以上の通りで部品の種類は少なめです(抵抗器の数は多いですが)。
200Wクラスのダミーロードは既製品は1万5千円以上はするのではないでしょうか。
今回のダミーロードは、同軸ケーブルをお持ちなら2000円台のコストで作れそうです。
無線関連の本を読んでも先人の皆さんがダミーロードを作った記事は多いです。それだけ実用的だったということかと思います。
自作も楽しいですし、コスパも良好。特殊部品も使わないので休日にトライしてみるのも良いかもしれません。
~ Aki . K ~
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