みなさま、こんにちは。
神戸市須磨区 ぶどうの枝福祉会
愛の園 理学療法士の大西です。
5月上旬、さわやかな気候の日が多いなと思いきや、
どうも少しずつ気温が高くなり、
昨日は豊岡では27.6度の夏日、神戸も24.6度のほぼ夏日で
汗ばむ人も多かったようです。
これから初夏の心地よい季節、外出機会も増加しますが、
転倒や体調不良に気を付けて楽しみたいですね。
理学療法士としての視点から、安心して楽しむためのコツを紹介します。
1)初夏のお散歩 ここに注意しよう
昨日のように、日中の気温が高くなる日が増えています。
気温上昇による疲労感、そして、脱水に十分気を付けましょう。
すでに熱中症の報道も聞かれるようになってきました。
脱水予防には、ペットボトルや水筒など水分を持ち歩き、
こまめに補給するといいですね。
また、草花の茂りや、湿気・雨による濡れで足元がすべりやすくなります。
とくに雨の日のマンホールはよく滑ります。
油断禁物!で用心しましょう。
2)動きと対策
初夏に関わらずですが、つま先が上がりきらないと引っ掛かって転倒しやすくなります。
視線が下を向きがちですと、周りの障害物に気付きにくくなります。
「視線を3m先」に向け、背筋を意識しましょう。そして、足を上げるのを意識します。
日常生活の少しの時間にでも、足首回しやひざの曲げ伸ばし運動を取り入れると、
歩行の安定にもつながりますよ。
3)服装や持ち物にも一工夫しよう
日傘は日よけにお役立ちですが、手が塞がるのが欠点。
お出かけ先によっては、帽子の方が安全な事もあります。
夏場はサンダル履きも多くなりますが、
足元をしっかり守るのは運動靴が一番。
また、どの靴も、靴底を点検して、ツルツルになっていないかみて下さい。
靴底が擦り減ってツルツルの靴はすべりやすいので要注意です。
杖をお使いの方は、杖がぐらぐらしていないかや、
杖の先のゴムチップが擦り減っていないかも点検しましょう。
~愛の園の木々の間から木漏れ日が心地よいです~
というわけで、備えあれば憂いなし!
お出かけ前に準備をして、安心の外出を楽しんでくださいね。