日本・アメリカ・ドイツを拠点に演奏するドラマー・アーティスト aine wie keine

 

aine wie keine名義で2023年にリリースした1st ミニアルバム "aine wie keine"
ウェブサイトからご購入頂けます⭐️


https://www.ainewiekeine.com/product-page/wie-keine

 

 

 

 

先日は友人の素晴らしいシンガー、川本睦子ちゃんとスナックイベントと称して、気軽な集まり&ミニライブを行いました。

 

 

 

 

そもそもが、自分のプロジェクトのライブを広島でしようとしたところ、お願いしたかったミュージシャンが忙しすぎて一緒に出来なさそう、、、というところから、日にちもそんなにあるわけではないし、ほなまた一人でやってみようか!と思ったところから。

 

 

広島のアングラ文化の素晴らしい受け皿、ヲルガン座の上にあるふらんす座をお借りして、誰が来てくれるかも分からないし、気軽にやってみよ!という感じ。

今までに広島で一回、東京で一回やったのですが、毎回意外な人が来てくださるし、普段ライブしているとなかなか来てくれる人と話が出来ないので、こうやって一人一人と話が出来る企画は自分にとっても嬉しい。

 

 

 

スナック。。。

 

 

 

ほとんど行ったことないけれど。どうせならスナックっぽく!!!

 

 

 

 

 

初回は普通の格好で、スナックぽくなかった!と言われたので、前回はチャイナドレスにしたら「何してんねん!」て従兄弟に突っ込まれた。笑

 

 

今回は、丁度むっちゃんとも話をして盛り上がっていたし、挑戦の意味を込めて着物を着ることを目標に。

 

 

決めたその日から毎日着物を着る練習をするほどの熱量。

 

 

 

 

しかし、その前1週間を東京で過ごしていたあたしは、当日着物を着始めると、「人前で着る」ということも相まってなかなか上手く着れず。時間だけが過ぎていく。

 

 

 

襟が抜けない。。。襦袢の裾が出る。。。出かける前から既に汗だく。

 

 

どうしよう。。。むっちゃんがもうすぐ迎えに来てくれるのに、最早帯まで手が回らない。。。

 

 

 

粘ったものの、もうどうしようもなくなって、最後に「帯は後で!!」と開き直って、ひとまず子供用のへこ帯で始末して。

見送りに出た両親が、そんな状態の娘を「いやいやいや、どうにかなって、、、ないよ!!!」とあれこれと世話を焼く羽目に。笑

 

 

 

でも、もうしょうがないのよ!!!とりあえず出かけるわ!!!

 

 

と強行突破する。草履も足袋も今はないから、今日は下駄。そして到着まではスニーカー!

 

 

 

 

 

こんな感じで行って大丈夫かしら、、、と思ったけれど。そもそも着物初心者同士のむっちゃんが相方だし。

 

ヲルガン座のオーナー、イズミさんも着付けとかされる方だけれど、とってもアーティスティックな方だから、好き勝手着ているあたしの様子を「いいじゃないですかー。」と言ってくれる。そしてあたしのイベントに来てくれる奇特な方は最早あたしが何をどう着ていようが、褒めてくれこそすれ、あたしの何を否定もダメ出しもするような人ではないのである。

 

 

結果、お客さんの撮ってくれた写真に、「意外にもイケてるやん!」と思い、普段着物を来て仕事をしている友達が「いいじゃない、着物!」と言ってくれたりして。

 

 

 

そんな格好でピアノを弾いて歌って、ループしてドラムマシンという忙しいパフォーマンスをするあたしは、もうどうやったってだいぶ特殊な人という仕上がりになっていて、むっちゃんのポストを見て自分でもだいぶウケた。

 

 

 

 

 

優しいお客さんと、褒めるしかしない歌の先生、むっちゃんに見守られて、3曲を40分かけて演奏するという訳の分からない時間配分でステージは進んでいく。

 

 

 

 

 

当然のことながら、自分の演奏を生で外から聞くことはできないので、毎回、どんな仕上がりになっているんだろうと思っているのだけれど。今回は残念ながら自分で記録用レコーディングするのを忘れてしまったのだけど、他の人のビデオを見せてもらう限り、技術的にはギリギリセーフの仕上がりかと。

 

 

 

だけど、演奏が終わってから、来てくれた方達それぞれが曲の感想とかを聞かせてくれて。

 

 

色んな音が色んな感情を伴って色んな風に聴こえてくるから、それに身を任せて気持ち良かったーーー。とか、色んな考えが浮かんできました、とか。

 

 

曲にのせた自分の意図が伝わっていることを知ってやっぱりとても嬉しくて幸せな時間になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

あたしはどこに行くんだろう???

 

 

 

 

 

 

 

そんな風に思って、今までと全く違う方向に進むんじゃないかと思うような未来を考えると不安にもなるけれど。

 

今までの自分に捉われないその自由さ、先の分からなさが、このプロジェクトをやる意義だとも思うし、自分のパフォーマンスを見返したら、何だか分からないけど、勇気と自信が湧いて来た。笑 結局あたしは自分のプロジェクトが好きだし、人前で好き勝手にやるのが本当に楽しくてしょうがないのである。

 

 

 

 

 

そして。

 

むっちゃんが「もっと聴きたい、ソロでちゃんとしたコンサートやったらいいやん」て言うてくれたので、じゃあそろそろソロでツアーでもしようかなぁ。