本日は新しく製作したレゴトレインをご紹介します。
今回製作した車両は209系電車です。
209系は首都圏活躍していた103系を置き換える為に製造された車両で、
それまでの通勤型車両とは違う設計思想が採用されました。
主に京浜東北線で活躍しましたが、派生型も多く南部線、八高線、
中央・総武緩行線、京葉線、武蔵野線などで運用されました。
また現在でも千葉方面では主力級の車両であり、
内房線・外房線等で運用されています。
こちらが209系。四角い顔と白いふちが特徴的です。
209系と言えば京浜東北線と言うイメージが強いですが、今回は変わり種!?
湘南色を纏った車両を作りました。湘南色ですが東海道線で走った訳ではなく、
実は訓練車両として使われたものです。厳密には機械扱いであり、
車籍もありません。大宮総合訓練センター、八王子支社訓練センター、
横浜支社訓練センター、長野支社訓練センターに配属しています。
以前に205系を作りましたが、209系はレゴで作るには意外と難しいで車両です。
特に6幅ぴったりに横幅を収めようとすると、運転席窓周辺の表現が
難しくなります。今回も運転席の位置が高く、行先表示板の面積が小さいなど
問題点もありますが、とりあえず完成を優先させ妥協しました。
側面はさほど難しくはありません。
209系は「重量半分・価格半分・寿命半分」と言う目標が掲げられ、
とにかくコストカットを優先させた車両です。ですからレゴでも
屋根の表現ではお馴染みの1×2スロープは使わず、直線的な表現にとどめています。
また訓練車両としたのも、カラーリングが面白いだけでなく
2両編成なら使用するブロックの数も少なくて済むからです。
訓練車ですが動力ユニットは搭載しています。
この湘南色の訓練車両は大宮総合訓練センターの所属です。
訓練車への改造にあたっては209系0番代と3000番代の電動中間車を
先頭車化して改造されました。取り付けられた運転台は
廃車された車両の物を使うなど、ここでもコストダウンが考慮されていますね。
留置線で教習車であるクヤ153型と並ぶ209系訓練車。
教習車は自走できませんが、訓練車は走行して訓練をしますので自走可能です。
209系改造車の前は103系や113系、485系などの訓練車があり、
車体に2本の白い帯が入り側面に“訓練車”と書かれたものがありました。
特に485系訓練車はクハ481ボンネット型車だった為、
訓練車でありながら人気があったそうです。
こちらはクモヤ441に牽引される209系。
訓練センターから訓練センターへの配給輸送。
レゴ的にはクモヤ441は非動力なので、
209系の動力で編成を走行させることが出来ます。
クモユニ143と併結し走行する209系。
両車輌が所属する大宮総合訓練センターでは、実際に併結訓練が行われることが
あるそうです。面白い組み合わせですね〜( ´ ▽ ` )
こちらは留置線を使って訓練走行をする209系。
短い距離を行ったり来たり…。訓練車は実に地味な存在ですが、
列車運行の為にはなくてはならない存在ですね。
因みに今回は大宮所属の湘南色209系を作りましたが、
八王子(新秋津)の209系は朱色の帯、横浜(久里浜)はクリーム色の帯、
長野は長野色の帯となっています。
各地でカラーリングが違うのもまた魅力的ですね♪( ´▽`)