思い出のレゴを振り返るシリーズ、今回は1992年のカタログを見てみましょう!!
A5サイズよりも一回り小さいサイズのカタログ。各シリーズのミニフィグとテクニックのクレーンが大きなレゴの看板を持っているデザイン。奥にはデュプロのキリンがいたり、ヤシの木が生えていたりと明るい雰囲気です。表紙だけでレゴの魅力をたっぷり伝えていますね。数あるカタログの表紙の中でもこれはかなり秀逸なデザインだと思います。
年齢別対象シリーズの紹介。シティ・海賊・お城・宇宙と4大テーマがしっかり掲載されています。
まずはデュプロ(プレイセット)シリーズ。デュプロと侮るなかれ、#2701SLセットは非常に雰囲気の良いセットです。動物がメインですが、警察署やパトカーもなかなか良い感じですね。
続いてはBasicと名付けられた基本シリーズ。年齢別にそれぞれ赤・青・緑の色分けがされています。持ち運べるように取っ手が付いていたり、プレイケースには小分けの収納トレイが付いています。また赤いバケツや青いバケツ、このカタログには掲載されていませんがデュプロの黄色バケツも同年に発売されており、各色バケツが揃っていました。
ここからはもはや説明不要の王道シリーズ。まずは海賊シリーズです。伝説とも言える海賊船「ダークシャーク号」が健在!!#6273海賊の砦や#6277ポートロイヤルの港も非常に良いセットですが、ダークシャーク号の圧倒的存在感!一方総督軍側は初代旗艦「シーフォーク号」に変わり、新たにシーライオン号がデビューしています。海賊のミニフィグセットは当時大好きで、デパートの玩具売り場で買って貰った記憶があります( ´ ▽ ` )
お次はお城シリーズ。それまでのゴーストナイトに加え、ウルフ盗賊団、ブラックナイトが加わり新たな展開が!!ブラックナイトのお城「ブラックナイト城」は凄いボリューム!お城の大きさやたくさんのミニフィグが付属しており、当時は憧れのセットでした。誕生日かクリスマスにブラックナイト城をおねだりしましたが、夢叶わず。#6057ブラックナイトシップを貰った記憶があります…。
一方で個人的にはウルフ盗賊団が気に入っていました。#6038ウルフ盗賊団の荷馬車は小さいながらも完成度の高いセットです。
次はシティシリーズ。もう懐かしすぎるのと、良いセットばかり涙が出そうです
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
ハーバーセットはどちらも素晴らしい。今でも欲しいセットの一つです。また伝説の名セット#6376イタリアンレストランも!!こちらは後に再販されますが、いつ見ても良いセットですね〜。
やはりメインとも言えるシティシリーズは、4ページと他のセットの倍のページ数が使われ紹介されています。もうどれも良いセットなので、全部欲しいです(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
輸送されるスペースシャトル、沿道には多くの見物客が。素晴らしいジオラマで、スペースシャトルの格好良さは勿論ですが、各部に配置されたミニフィグの仕草が非常に秀逸です。これを見たら子どもはレゴが欲しくなりますよね〜。
因みに#6346スペースシャトルトレーラー、#6551オクタンレーススタート、#6672サファリオフローダー、#6534サーファーとバギーは保有しています。また#6351レジャーモービルは以前レストアしました。
さてお次は汽車(トレイン)シリーズ。ここにもトレインファンには垂涎の的である#4558インターシティエクスプレス(メトロライナー)が!!現在でもオークション等で入手は可能ですが、状態が良いと値段もかなり高いですね。私は#4558と#4563貨物列車セット、どちらも大人になってから購入しましたが、改めてこのカタログを見るともう1セット欲しくなってしまいますね…♪( ´▽`)
こちらは宇宙シリーズ。Mトロンとブラックトロンに加え、新たにスペースポリス(2代目)が登場。トランスグリーンのキャノピーがカッコいいです。カタログから神秘的な宇宙の雰囲気が伝わってきます。黒の基礎プレート、メチャクチャカッコイイですよね〜。
Mトロンやブラックトロンのセットは当時から好きで良く集めていましたが、何故かスペースポリスのセットは一度も入手したことがありません。今度オークションで探してみようかなぁ。
最後はテクニックシリーズ。レゴシステム(BASIC基本セット〜宇宙シリーズ)とは全く違う雰囲気。緻密でリアルなモデルはまさに上級者セットと呼ぶに相応しいです。#8838モトクロスバイクのサスペンションは、子どもながらに「本物みたいだなぁ!!」と感動したものです。
裏表紙にはお城シリーズの紹介が載っています。この年にブラックナイト、ウルフ盗賊団が加わりますが、翌年にはさらにドラゴンナイトが登場するなどかなり勢いがありました。キャラクターだけでなくどのセットも完成度やクオリティが高く、黄金時代真っ只中と言えますね。この勢いは後3,4年続きますが…。
改めて1992年のカタログを見て、製品のテーマや内容、質、勢いなどこの時がほぼピークだったのではないかと思いました。何度もこのブログで紹介していますが、1997年頃からはどんどん勢いがなくなり、方向性も怪しくなり暗黒時代へ突入します。どんな高い山でも上りがあり頂上がありますが、頂上の後は下り坂です。ですからこれは仕方のないことですね。
そんな下り切って底まで行ったレゴですが、現在はどうでしょうか。製品ラインナップや新しいブロックも増え、市場も大きくなっている様ですが果てして…??時代が変わっても、レゴが持つブロック玩具としての魅力や方向性は見失ってほしくないものです。
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2021年08月19日 21:10
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