3歳でも分かる「産後のサポート」(22) 産後クライシスになっちゃった夫婦が回復するにはどうすれ | 【バースプランは産後まで。】   
3歳児にも分かる「産前産後の子育て・家事サポート」講座です。


その前に・・・タイトルが長すぎて却下されてしまったので、再掲します。
3歳でも分かる「産後のサポート」(22) 産後クライシスになっちゃった夫婦が回復するにはどうすればいいんですか?っていう質問に対する答えを持ってるとしたら、私はいまごろ全国を講演して廻っているはずだ。
――というタイトルです。


たいへん久しぶりに取材をしていただきまして、私が一番得意な「産後に男はこう思っている」という分野の話だったので、前日から楽しみで仕方なかったわけです。
なんせお盆の1週間、ほとんど外出のアポがなくて、事務所でもんもんと過ごしていましたので、そのうっぷんを晴らすために、前置き段階から記者さんと盛り上がっちゃいました。

さて、今回の取材の中で、記事の内容とはそれたのですが、いわゆる「産後クライシス」になっちゃったとしたら、どうやって回復したらいいんでしょうね、という話になったんです。
「産後クライシス」という言葉の定義を「産後に夫婦関係が悪くなり、会話やコミュニケーションが減ること」とした場合に、それを回復するには「会話やコミュニケーションを取り戻すこと」でしかないので、結論だけ言うとそうなるわけです。
ただ、「ポイントは会話やコミュニケーションを多く取ることです!」というだけなら誰にでも言えることであって、母子手帳にだって書いてあることであって、結果的に「それができないからクライシスなんじゃん・・・」というガッカリしか生まない。

そこで、記者さんとともに煮詰める作業です。

どうやって会話やコミュニケーションを多く取ればいいんでしょうね。

会話やコミュニケーションを多く取れたって話をあまり聞いたことないですよね。

そもそも、会話やコミュニケーションとれないですよね。

それって何ででしょうね。

会話にならないですよね・・・お互いに聞く耳持てないというか・・・。


――という話になり、
ポイントは、「なぜ、産後の夫婦は聞く耳を持てないのか」
ということだと分かりました(再度言いますが、これは今回の取材とは無関係の内容です)。

なんで聞く耳を持てないんだろう・・・???

私の知りうる限りの産前産後のご夫婦の実例を総動員し・・・記者さんのこれまでの取材の中での知識も総動員し・・・
そうか!

まず、産後(だけに限らないのですが)の夫婦が会話する上で「前提」がないんですね。
ということになりました。

例えて言うなら、
会社で来年度の予算について検討する会議で、
「今年度の広告宣伝費は赤字だったので、来年度は黒字に変えるためにどうするかを検討する」という前提があれば、
テレビCMの効果が予想以上に少ないのはキャッチコピーがイマイチで・・・とか、ポスターの文字が読みづらくて何の宣伝か分かりづらかったとか、そういう「みんなが同じ目的に向かって」議論ができますよね。

でも、今の前提がなく、単に予算会議だとすると、それぞれの部署の責任者が
「人事部は研修資料の改訂に予算が必要だ」
「営業部は営業ツールの開発に予算が必要だ」
「顧客対応窓口はスタッフの増員が必要で予算が倍必要になる」
――というような、自分の都合をいかにアピールするかでなし崩し的に決まっていく、という光景が予想できますよね。


その「前提」がない状態の会議というのが、多くの産後家庭で行われている夫婦の会話だと思われるわけです。

お互いに自分の都合で話をしているのではないかと。

では、産後の家庭でどんな前提が必要かというと、
「自分よりも相手の方が大変かもしれない」という気持ちを持つこと
――だと思います。
これがないと、絶対に話がすれ違うんですよね。

まず、お父さんは、子どもができたということで何かしらのスイッチが入る人も多いのですが、それっていかに子どもに尽くすかみたいなところがあって、お母さんが大変かもしれないという頭で育児しているわけではないので、妻から求められたことか否かにかかわらず、とりあえず頑張るわけです。
そこに妻の「それよりもこっちやってほしい」とか「自分のことしか考えてない」というツッコミが入ると、ほぼほぼ「俺だって仕事で疲れてるのに育児までやってて、その上文句言われるってどういうことだよ!」という伝家の宝刀を抜かざるを得なくなります。

産後にうまくいってる家庭って、夫が「妻の方が大変なのに頑張ってくれている」という気持ちを持っているんですよね。
その気持ちがあるお父さんって、仕事で帰りが遅かろうが、休みが少なかろうが、お母さんとすれ違わないんですよね。


一方で、お母さんです。
私は、産後のお母さんとお父さんとでは、お母さんの方がはるかに大変だと思っています。
それは間違いないという確信があるんですが、でも、お母さんには、夫と話をするときだけは、その気持ちをグッとおさえてもらえるとありがたいんです。
お父さんは妊娠中も出産時も産後も、妻のからだの本当の辛さは分からないし、心のストレスもほとんど分からない・・・親の片割れなのに、出産を身をもって知ることができない、少しかわいそうな存在なんです(と、思ってみてください)。
その人に「アタシの方が大変なのに」という体で不満をぶつけると、お父さんは絶対に拒否します。
「男の方が楽してる」なんて認められないですからね、男は。

なので、「夫の方が大変かもしれない」という部分を少しでも想像してほしいわけです。
会社で上司やお客さんのご機嫌をとるのも、なかなかのストレスです。
普段は仕事人間なのに家事・育児は会社と勝手が違うというのも、なかなかのストレスです。
もっと子供との時間をとりたいのに物理的に無理というのも、なかなかのストレスです。

そりゃ、ダンナも大変なのは分からなくもない・・・。
という風に思ってもらえるとありがたいです。
(もちろん、家でテレビばかり見てて何もしないとか、一切家事をする気がないとか、そういう父親は含まれませんよ)


そういう「自分よりも相手の方が大変かもしれない」という前提をお互いに持つことができないと、産後クライシスだろうがファナティッククライシスだろうがどうにもならないんじゃないでしょうか。


この、「相手は大変で、そして頑張っている」ということを多くの夫婦に知ってもらうには、
・・・やっぱり渡辺さんに頑張ってもらわないといけませんね!
って言われつつも、この話1時間ぐらいした挙句、今回の取材の内容とは無関係なので、その後本題に入ったわけですが・・・。


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