ほめると子どもはダメになる | 書を捨てず 町へ出よう!

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本読みながら旅する思考の記録

『ほめると子どもはだめになる』榎本博明 著
うちの夫が買ってきて本棚にあったのを見つけてよんでみました。
ちなみに、うちの夫は、赤ちゃんの頃から考えても子どもと遊んだことがほぼありませんし、関わるときは大抵怒っています。
もちろん、優しい言葉をかけることもありません。
育児や教育についても、厳しく躾をするのが大事だと言っており、私が甘やかし過ぎていると考えています。
ですから、書店でこの本を見かけて、自説を裏付けられるのでは!?と購入したのでしょう。

内容の一部はこんな感じでした。

ほめられるだけで
きちんと叱られた経験がない子どもは
逞しく育っていかないのではないか

家庭や学校で厳しく叱るという
社会性を身に付けるための教育が足りず
自己肯定感ばかりを助長するために
社会や集団でのルールを守ることが
大事だと思っていない若者が増えている
叱られる=攻撃と捉えてしまう

著者は、教育者であり心理学者なので
実例や意識調査などを交えて説明しているため
とても読みやすいです。
夫としては、
「そうだそうだにやり
とうなずきつつ読み進んだところも
多かったことでしょう。
ただし、
結論から言えば、ほめることがダメ
ということではなく
母性的な部分と父性的な部分のバランスが
大事だと言っているので、夫の持論の
後押し材料にはならなかったのでしょう。

ざんねーんチュー




追記ですが、
娘がこの本のタイトルを見て
「ほめても子どもはダメにならなーいプンプン❗」
と大声で叫んでました。