吉田の苦悩 | 学習塾愛夢舎 入間市教室のブログ

学習塾愛夢舎 入間市教室のブログ

2000年9月。入間市・武蔵藤沢に「学習塾愛夢舎」誕生。
たった8名の生徒数でスタートした小さな塾ですが、地域に愛され成長を続け、
2014年冬、豊岡に「入間市教室」をオープン。
入間市教室の日常を報告いたします。
お問い合わせ:04-2901-8220

中学生

1学期期末テストの結果

 

【英語】

 

中1 Kくん  99点

中3 Iくん   98点

中3 Sさん  98点

中2 Tさん  98点

中1 Iさん   98点

中1 Fくん   98点

中1 Oくん  98点

中3 Mくん  94点

 ・

 ・

 ・

 

 

吉田先生は、

僕の目の前で

「吠えた」よ。

 

 

ムカムカあ゛~~~っっっっっ!!!!」

 

 

これは、もう、

いろんな影響とか誤解とか

そういうのを顧みず、はっきり公言できるけど、

吉田先生は、僕の「右腕」です。

 

入間市教室をオープンして、

ただいま3シーズン目になりますが、

 

吉田先生の入間市教室勤務も、3年目になる。

 

1年間、講師の経験を積んだ上で、

自身2年目の年に入間市教室がオープン、

それ以来、多くの苦労があったわけだけど

それを僕同様に感じ取り、なんとかしようと尽力し、

入間市教室をここまでひっぱってきてくれたのは

間違いなく彼である。

 

指導力も、3年前とは別人のように上がった。

昨年は、教務実績で、全講師ミーティングで表彰もされた。

 

ぶっちゃけ、彼の1年のキャリアに

当時の僕は不安すら抱いていた、

しかし、彼の熱心な勉強具合、吸収力と

なによりもその実行力でもって、

 

気がつくと、

彼は入間市教室の「核」となっていた。

 

僕が職場を共にした後輩・同僚・アルバイトたちの中でも

群を抜いて優秀だと、自信を持って言える。

 

 

吉田先生は、大学生である。

 

こんなことを隠しても、

ごまかしてもしょうがないから

ハッキリ言うけど、

 

彼は、今年度で大学を卒業し、

同時に、

愛夢舎を卒業する予定だ。

 

当然のごとく、企業からの高い評価でもって、

とっくに卒業後の就職先も決まっている。

採用した企業の方、

ずいぶんな「お買い得」を手に入れましたよww

 

あとの学生生活は

愛夢舎の生徒のために

できる限り使うと言ってくれている。

 

 

その彼が

最後の1年、最後のシーズン、

ここにきて、

 

 

あとほんの少し、

 

たったのあと1問で

 

100点満点を取らせられない!!

 

 

 

 

 

ムカムカあ゛~~~~っ!!!!!」

 

って、吠えました。

 

 

 

 

当然のことながら、

99点とか98点とか、

ここまで高い数字で

生徒たちに結果を出させる彼の指導力には

僕は感服しています。見事です。

 

その彼が

 

いよいよ、

ここまで、

たどりついた

 

 

ついに、その時が来た

 

 

 

僕は、それを感じています。

 

 

 

100点と99点の差、

ここの1点の差は、

本当に大きい。

 

99点と98点の差は、

ほとんどないです。

98点と94点も一緒。

 

でも、100点か99点か、

の違いは、本当に大きい。

 

 

 

あ、お分かりいただいているかと思うのですが、

 

僕は、「テストの点数」の話をしているのではありません。

 

「テストの点数」に象徴される、

「仕事」とか「生きるということ」とか「呼吸」とか

そういうことを言っています。

 

 

 

ヒトによっては、そう感じないかもしれません。

 

100点と99点とでも、

99点と98点とでも、

どちらもかわらぬ「1点」だと思う方も多いかもしれません。

 

 

けど、そこは「違う」。

 

 

もっというと、

 

 

そこに「違い」を感じる「境地」があります。

 

 

吉田先生が吠えたとき、

僕が内心思っていたこと

 

 

よしよし、「そこ」までたどりついているね、

そして、「結果」を「自分の仕業(しわざ)」と感じているね、

 

最後の勝負だよ!!!

 

 

 

 

 

 

彼は、今年、

夏期勉強合宿の正スタッフとして参加します。

 

正スタッフになるのは、今年が最初です。

同時に、最後でもあります。

 

ウチのこれまでの合宿は

参加できるメンバーが限られていました。

 

「指導力」という言葉では片づけられないほど、

「人間性」とか「向上心」とか、

そういうのを要求していたのです。

 

参加スタッフは、立候補制で、

なおかつ、オーディションと研修をクリアした者のみが

合宿のスタッフとして参加してきました、

正直、人数は多くありません。

 

吉田先生は、昨年

オーディションに合格して

「研修生」として合宿に同行しました。

僕は責任者として、

彼の「研修」の具合を観察していましたが、

彼が合宿期間中に記録したノートのページ数は

とんでもなく膨大なものになりました。

先輩スタッフの授業の一瞬も逃さず、

すべてを記録していたのです。

 

 

「合宿」は象徴です。

 

ウチでいえば、

いちばん、「発揮しやすい場」というだけであって、

ふだんの指導にも当然それは現れる。

 

 

が、たとえば合宿での指導というのは

数学や英語の問題の解き方を教えることは

ぶっちゃけ、どうでもいいことであって、

そこではなく、

 

いかに生徒たちの心を動かすか、

 

そして、その前提条件として、

 

いかに自分が生徒たちに本気になるか、

 

そこに集約されます。

 

 

さきほど「人間性」という言葉を使いましたが、

決して不適切とは思いません。

 

「人間的」にダメな先生に

ホントの意味で、生徒の心を動かすことなんかできません。

 

僕自身、

 

じゃあ人間的に非の打ちどころもない

カンペキな心の持ち主であるのか?

 

と言われれば、

もちろん、「そうです」とは答えない、

 

答えないが、

いつかは「そういう存在」にならねばならない

とは思っています。

 

それも含め、

 

僕は、知識もないし、資格もないし

本格的に勉強したこともないけれども

たぶん、フツーの人に比べると

だいぶ「お坊さま」に近い考え方をしている、

と思っていますし、そう話します。

 

実際、合宿期間中には

禅問答じゃないけど、

かな~り、お坊さま的な話をすることが多いと思ってる、

 

 

100点満点と99点との差は、

そういう部分にある、

 

そして、そこを見つめ

 

つまりは、自分の心を見つめることが

 

「勉強」を題材として、

自分の人生を幸せに向かわせる

手がかりだと思っております。

 

 

吉田先生も、ここの境地にたどりついた。

 

境地というのは、

この「難問」に向かいあうフィールド、

 

戦いの場にたどりついた、ということです。

 

 

なぜ100点を取らせられないのか。

なぜ99点になってしまうのか。

なぜ彼らは間違えるのか。

なぜ彼らは「99点でもいいや」と思うのか。

なぜ「取りたい。けど、取れない」ということが起こるのか。

なぜ自分の気持ちは彼らの動きに届かないのか。

なぜ減点されるのか。

なぜ100点を取れるヤツは減点されないのか。

なぜ取れないのか。

なぜ取らせられないのか。

なぜ間違えるのか。

なぜ間違えてしまうのか。

なぜ間違えさせてしまうのか。

なぜカンペキにならないのか。

 

なぜオレは100点をとらせたいのか。

 

なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、、、、、

 

 

 

僕自身は、常にそういうことばっかり考えてます。

哲学科出身で、

なおかつ構造主義寄りの実存主義者だということも

そういう思考につながっているんでしょうね。

 

我々の職業は「ボランティア」ではありません。

 

ていうか、ボランティアも本質的にはそうだと思うんだけど、

 

 

ヒトのために教えてるわけじゃないです。

 

自分のために、教えてます。

 

 

 

お金の話ではないです。

 

 

 

そうではなくて、

 

 

ヒトが幸せに近づく。

ヒトが何かを達成する。

 

その「ヒト」を幸せに向かわせた一因に

自分の存在を感じる、

 

カンタンに言えば、

「アイツが幸せになれたのは、オレがいたから」。

 

そうやって、自分の幸せを感じる。

 

そういう人種が、この仕事をやってるはずです。

 

 

僕は常にそんなことばっかり考え、

だから、それぞれのタイミングで

「結論」めいたものは持ってます。

 

つまり、

なぜ100点を取らせたいのか、

なぜ100点が取れないのか、

どうすれば取れるようになるのか、

 

どうすれば「自分を否定しないで済むのか」

 

現時点での「答え」は持っています。

 

が、それは「現時点」での「仮説」であり、

 

ここで「悟った」とは感じていません。

たぶん、ちがう。

だから、これから先も、それを考え、それで悩んで、

そのせいで、お月謝をいただく。

 

 

そのあたりの考え方、仮説、思考、

 

それが端的にできるのが

ウチの合宿です。

 

ここまでたどりついた吉田先生は、

おそらくは、今夏の合宿で、

なんらかの「結論」を見つけることができるでしょう。

そして、それは

今後社会に出ていって、

一見、別のように見えるフィールドで生きていく彼、

しかし、本質の部分、

すなわち「自己の在り方」という部分では

なんら変わりのない「自己世界」において

まちがいなく、彼の「指標」となるはずです。

 

それを提供してあげることが、

これまで入間市教室の発展に尽力していただいた

吉田先生に、

僕が差し上げられる最大限のプレゼントです。

 

 

確認です。

 

愛夢舎の理念は

「目的は幸せになること」。

 

 

それは、愛夢舎の「生徒」に限りません。

 

関わったすべての人々。

 

・・・もちろん、僕自身も含みますが、

 

吉田先生が、4年間の講師生活を送った中で、

今後80年におよぶかもしれない彼の人生を

「幸せ」という方向に向ける素材・要素・材料、

なんでもいいけど、そういうものを見つけたこと。

 

 

これが、愛夢舎の理念の「体現」です。

 

 

 

非常に抽象的、わかりづらいお話で失礼します。

 

 

ちょうど先日、

「ツインピークス」の新版がスタートしましたね。

 

僕は25年前の「ツインピークス」のファンで、

最初っから最後までワケがわからなかったアレに

「ワケ」を与えよう、「ワケ」を見出そうという思考。

 

新版第1話をみたら、

25年前以上にさらにワケがわからなくなっていたwww

 

でも、

「ワケがわからない」というのは

「ワケを考えよう」という思考を導いてくれる

 

つまり、ある意味で

D・リンチは、僕らの「教育者」かもしれんですねwww

 

 

ねこkama

 

 

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