病院から病院へ…具合悪い人みたいだけどさにあらず。
定時で退勤した後電車に飛び乗って、都内まで…先日訪れたばかりの聖路加国際病院へ。
夜の病院、というと何やらホラー感も出てきちゃうけど…180度真逆の、聖なる夕べ。
毎月第一水曜日の夜に開催されるという、聖ルカ礼拝堂の夕の祈り…パイプオルガン演奏を聴きに🎹
内部は撮影禁止なので、入り口手前だけ…
病院の中だけど、礼拝堂の前だけは石畳になっていてそれも美しい
信者さんや患者さまはもちろん、部外者も自由に参加できるとのことで、座席にはたくさんの人々。
教会のミサに参加するなんて初めてでどきまぎ。。
先日昼間に訪れて美しさに圧倒された聖ルカ礼拝堂は、電灯と蝋燭であかあかと明るかったけど…
外から照らされないステンドグラスは暗く沈んで、昼とはまた全然違う雰囲気。
半分はパイプオルガンのミニコンサート、半分は祈りや神父さまのお話を聞くミサ。
4曲演奏されたパイプオルガン、素晴らしかった…!
いかにもミサの音楽、って曲ばかりではなくて、不思議な曲想の一曲も。
あやさんと後で話した、お互いの感想が全く同じでびっくり。ゲーム音楽みたいなメロディが
パイプオルガンにこんなに合うなんて!ってびっくり。パイプオルガン、いろんな表情があるんだなぁ…
そしてそんなにもメカニカルな雰囲気の音楽が、1960年代の曲だってことにさらにびっくり
THE・パイプオルガン、って感じのバッハの曲が聴けたのがすごーく耳福(って言葉あるのかな?)
神父さまのお話は聖書の一部…というとハードル高いけど、かの有名な戯曲『サロメ』の一段!
マルコによる福音書6章14-29節、当たり前だけど内容はそのまま『サロメ』。
元はこんなお話だったんだなぁ…頭の中にはビアズリーの絵
でも聖書のお話には「ヘロディアの娘」「その少女」とのみ…娘には名前はなかったらしい。へー!
神父さまの解説によると、どうやら聖書の他のお話にサロメという名前の登場人物がいるらしく、
そこから取ったのかも、とのこと。
お話の内容ありきで『サロメ』って名前を知ったから、サロメって響きに運命的なものを感じちゃうけど
実は後付けだったのね、とびっくり🫢
神父さまが身体を揺らしながらニコニコお話されるさまは、聖書のありがたいお説教というよりは
サロメうんちく話のような面白いひとこまも。しかしその声が響くのは本気のゴシック様式の礼拝堂…
きっと今回は一般の部外者も参加が前提のミサだからとっつきやすくしてくれたんだろうな、と想像しつつ、
楽しい時間だった
美しい空間で美しい音楽、祈りの時間を味わって…その後はあやさんと軽く晩ごはん寄り道
ふふふ、聖なる夜遊び