象の夢を見たことはない -59ページ目

Sketch of Pain

しあわせのありか。

1/F

Fの値を小さくすれば幸福の数はふえるけれど、人はFを増やしてしまう。

そうプログラムされている。んだろうと。

同じ歩幅で歩けない。歩こうとすること。歩かないこと。

Sketch of Pain



ただ、そのままにして。

そんな同じ痛みを抱えることが、

抱え続けることがしあわせのありかでありますように。

またもや

bombfactoryを見に行って

じおん

一曲目の途中で帰らざるを得ないという体たらく。三重遠すぎ。
シラ氏のドラムはやっぱりいい。まじ職人。泣く泣く帰った。

しかし、アルバムごとに違うそんな場所から生還するボムファクトリーというバンド。



20年もメンバーが変わらないそんなバンドしか出せない。
ライブでその音がだせるかどうかっていうところに重みがあるのよね。
バンドはライブが主戦場。そこに尽きるとおもふ。

だいたい音って耳できくだけのものじゃないからねぇ。
パチニ小体とマイスナー小体の周波数応答特性とかなんとか。

矛盾

よく、ロボットは感情を持てないとか、

人工知能は感情が持てないとか。

言うけれど、それまで人間の最も卑しき部分として

蔑まれてきたはずの感情が

人間が人間であるために、

最も大切な部分とされるのはなぜなのだろう?

ふざけてんのか?ばかなのか?

茶の味

茶の味。



くせになる。

トリックスター

洲之内徹の『気まぐれ美術館』。
こちらもまた「ちょっと読んではほったらかし」を続けている。
洲之内徹氏は白洲正子女史の『いまなぜ青山二郎なのか』から。

松岡正剛の千夜千冊で

そんな青山二郎を、どう書くか。白洲正子さんが「芸術新潮」に『いまなぜ青山二郎なのか』を連載しはじめたばかりのときは、よくよく考えてのことだろう、洲之内徹の『セザンヌの塗り残し』から入っていった。

と書いていた。だれだろう?と。

セザンヌの塗り残しについては、高校時代、授業で「読め!」と無理やり選択だった美術の土嶋先生にあてがわれて夏休みに読んだ高階秀爾『名画を見る眼 (岩波新書)』だったか、続~だったかにその未完成な手の円筒形の部分について書かれていた文章。それを思い出した。うがった見方をすればその話題が美術にスノッブな人たちのその時代のセンセーションだったのかもしれない。

時代によって有名人は変わるらしい。美術の世界。
その時代はむしろセザンヌだったのかもしれない。印象派にして、フォービズムの先駆者というか、原点。まあ、そういうわけでもあるまいが。

なんにせよ、その洲之内徹の『気まぐれ美術館』。なぜ読めないかというと、まさに「花札でいえばカス札ばかり」だから。いや、「ここに並んでいる絵が見窄らしいというのは削ってほしい」と洲之内氏が野見山さんに言った言葉がまさしく、今の時代にあってもほんとうにまさしく当てはまっているから。

自分が育った80年代の音楽を洋楽でも邦楽でも、昔は「最先端でポップ」だと思ってたそれを今聞くと「なんじゃこりゃ?ダサい。」と。そう思う曲と、まれに今でも通じるんじゃないかと思う曲がある。洲之内コレクションは全く前者の方なのである。時代と心中する。ノスタルジーというか、感傷というか。。過剰なエゴなのだろうか?

これらの絵。これらの曲に対するそういう感じの正体は全くのところ共通したなにかが存在するのである。その正体が今はよくわからない。小林秀雄の「Xへの手紙」を読んだときにも、というか、同じ時代のみすぼらしさを感じて読み切ることはできなかった。まさしく、「窄らしい」。そういうほかない何か。バブルの頃のみすぼらしさと共通する何か。高度成長期のそれと共通する何か。

ピカソにも、というかキュビズム以降のピカソもそうだけど、トリックスター的な要素があって。青山二郎もそう。生きていることで、生きている間は存在しつづける魔力というか、うそっぱち、もしくはハッタリ。

死んでもなお、彼らのそういうマヤカシに縛られている人は。。まあ、それは言わないでおこう。ジーザス・クライスト・トリックスター説。

ライブの魔力。生きていることで魅了しつづけられる魔力。
実はそれは、カート・コバーンや、ブルース・リーやジョン・レノンのように死んで伝説になる人達の魔力となにかの繋がりがあるような気がしてきた。

若くして、死ねばみすぼらしさから解放されるのだろうか。若くして。
それとも全く逆の何か。
人のノスタルジーの表裏。安部公房的に言えば、枕に染みついた自分のニオイ的なアレ、まさしく『帰りたい風景』とは真逆のどこかへ続いているのか。

672夜『気まぐれ美術館』洲之内徹|松岡正剛の千夜千冊

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