象の夢を見たことはない -332ページ目
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ものの見方

感情を伴うものの見方は、自分の身体の状態に影響されている。

子供のときに美しいという感情を抱かなかった紅葉だったり、花だったりに心を奪われるのは、自身の経験からではなく、自身の経験を尊ぶ心からくる。年を経て生命力がなくなってくるとこういう傾向が出てくるようである。
子供の頃には、ものを恐れる感情が強いのも、自身の小さな身体に対する危惧からきている。


正しいと思うことや、道徳や、美醜や、恐れや怒り、自分のあるいは他人のそういう感情は自身や相手の身体状態も考えてつき離して冷静に考えたほうがよい。


要するに感情的にものを見ている場合は、それらは畢竟自身の投影にしか過ぎないし、それ以外のなにものでもない。なお、感情的にものを見ないってことは、見る主体である自分が存在する以上、形而上的に不可能なことだろう。

自分のものの見方にとらわれているのはアホなのだが、同じアホなら踊らないと損である。
わかっていて踊れるといいのだが、わかっていると踊れない。踊れないと思っていても実は踊っているので、自己批判しながら踊りたいように踊るのが一番なんでしょう。
自己批判できないヤツは死んでくれ。

床暖房

床暖房を入れた。

いま住んでいるのはURの賃貸なのであるが、3年くらい前に立ったものなので床暖房設備がついている。

床暖房
2005年の5月に引っ越してきてから、既に一冬を越してしまったのだが、前年はエアコンで済ませた。

というのは、床暖房を使うとガス基本料金が2500円くらいアップすると聞いていたためである。冬季が過ぎた場合、基本料金は下がるが、契約を変更しないとそれでも1500円くらい月々余分にかかると。設備利用料も必要とのことで、二の足を踏んでいたのだが、あるものは使ってみないとわからん。


ということで、東邦ガスのサービスショップに来てもらって、床暖房が使えるようにしてもらった。


やはり、聞いてみないとわからないものである。確かに、上記のような基本料金設定もあるのだが、そういうのは使用量が多い大きい家で、しかも冷房にもガスを使うような際の設定で、通常のアパート・マンションでは、基本料金はかわらないという設定で使え、しかも設備使用量は初回のみ8750円払えばよいのだということである。


床暖房、床だけ暖まるのだけと思い勝ちなのだが、よくある電気じゅうたんなどと違い、部屋まで暖かくなるとのこと。

床暖房のある部屋のベットにベットカバーをかけて、床暖房をつけておくと、ベットのふとんもふかふかあったかくなるようで、ふかふかのあったかいベットで眠れるらしい。

床暖房、足元だけ暖まるのかとおもっていたが、なかなか、あなどれない。つけてみたが、実際、部屋もあったかくなる。


こないだ見ていたRVR の坂本龍一の対談で、龍一氏、姿がダンディーでかっこよかったのに驚いたのだが、なにより彼が言ったこと、今の身近な生活から、たとえば「食べるものは身近で採れたものを食べる、エネルギーについても遠いところから石油を運んでくるんだったらそれだけで二酸化炭素排出量は増えてるわけだから、ちょっと考えたほうがいいよ」と言っていたことにああ、そのとおりだなあと唸ってしまった。


感銘を受けたが、寒いものは寒かったりするので、床暖つけてしまったのだが、近場でガスをボーボー燃やしていると思うと、エネルギー節約しないとなあという気にはなる。

今はやりのオール電化と比べると、そういう点では意識は節約の方へ向くかもしれない。果たして、どっちがエコが?床暖房、是か否か。

だが、実際のところは、ランニングコストがどれだけかっていうので決めちゃったりしてる。はあ、やっぱちゃんと仕事しないと、そういうところまで力が回らないのである。エコに関しては、無知と貧困っていうのが大きな問題だと言ってたけど、貧困っていうのがだんぜん大きな問題で、まあ貧困っていうと自分とはあんまり関わりないと思うのがそもそも間違いで、実際はランニングコストとか考えてる時点で発想は貧困なのかもしれない。むずかしいですわ。

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