こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
ズバリ、『文字の電卓』です。
これは、現時点での私の勝手な解釈になります。
しかし、このように解釈すると、何となくイメージが湧くのです。
例えば、『数字の電卓』で、『2×3』と打ち込むと、『6』と答えが出ます。
極端な話、この原理と同じようなものと思うのです。
ただ取り扱うものが、『数字』や『記号』と、解釈が入りにくく、ブレにくいものなので、理解しやすいと感じます。
しかし、それが、『文字』となると、そこには解釈が入るので、急に複雑に感じるのです。
どうでしょうか?
先程の『数字の電卓』で、『文字の電卓』の説明をすると、次のようになります。
例えば、『2×3=6』で比較すると、
◆『2』は、『入力文』
◆『×』は、『命令文』
◆『3』は、『制約条件文』
◆『=』は、『実行』
◆『6』は、『出力文』
こんな感じなのですが、ピンとこないかもしれませんね。
その原因は、『数字』や『記号』に解釈は入りにくいですが、『文字』には解釈が入りやすいからです。
それでも、この『文字の電卓』の式を簡単に言うと、『入力文と命令文と制約条件文で、出力文が出る』となります。
このように言っても、ちょっと分かりにくいですね。
そこで、言葉の意味を少し説明します。
◆『入力文』とは、元となる文章やデータのことです。
例えば、文字や音声、映像なども入ります。
ちなみに、ChatGPTー3.5では、文字だけです。
◆『命令文』とは、質問や要約、コード化など、ChatGPTに命令する文章になります。
例えば、『〇〇について教えて』、『〇〇について書き出して』などと質問したり、『以下を要約して』と命令するのです。
◆『制約条件文』とは、立場や前提、表現に条件を付けて制約します。
例えば、『あなたは、〇〇です』とChatGPTの立場を示したり、『〇〇文字以内で』と前提をつけたり、『シンプルに箇条書きで』と表現を制約したりするのです。
どうでしょうか?
何となく、分かってもらえたでしょうか?
ここが理解してもらえたとして、次に進みますね。
今度は、実際に求める『出力文』を出すための手順のポイントです。
例えば、
(1)『入力データから出力データを作る』
(2)『立場をハッキリさせる』
(3)『前提と表現を具体的に書く』
(4)『絞り込んだ命令をする』
(5)『出力データを再度命令する』
(5)は、チャットなので、出て来たものに対して、再度命令しながら対話する感じです。
例えば、『もっといい方法はある?』、『〇〇の部分を、もっと詳しく教えて』、『もっと短くして』など
今は、使いこなせないかもしれません。
しかし、『数字の電卓』のように、そのうち誰もが、『文字の電卓』として使いこなしている世界が、もうすぐそこまで来ているような気がします。
そのために、実際に試してみても損はないはずです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則