店頭看板の事例(クリーニング店の衣替え前のおすすめセット) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

クリーニング店さんの『衣替え前のおすすめセット』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

クリーニング店さんが、『衣替え前のおすすめセット』をおすすめしている店頭看板です。

 

『これから長い間着る機会がない衣類は、衣替えの前にしっかりとクリーニングしましょう』

 

というメッセージにつながります。

 

この辺りを付け加えたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>おすすめセット

>冬物の仕舞い洗いにぜひ!

>アクアプラス+しまえるカバー

>プレミアムアクア

>SET価格330円

 

 

 

→まずは、『なぜ衣替え前にクリーニングが必要なのか?』からのスタートです。

 

→その答えを書きます。

 

→例えば、『それは衣類を長期収納することで、着用中についた汗や皮脂汚れが黄バミなどの原因になるからです』

 

→この後、その説明をするといいでしょう。

→その上で、『衣替え前のおすすめセット』につなげます。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(クリーニング店の衣替え前のおすすめセット)

なぜ衣替え前にクリーニングが必要
なのでしょうか?

それは衣類を長期収納することで、
着用中についた汗や皮脂汚れが黄バ
ミなどの原因になるからです。汗を
かきやすく、肌に触れる部分、例え
ば、エリ、ワキ、ソデは、特に注意
が必要になります。

シーズン中の着用している間は、汚
れが残っていることに気付きにくい
です。しかし、時間が経つとその部
分が黄バミます。衣替え前にクリー
ニングすることでより良い状態を保
ち、来シーズンも気持ち良く迎える
ことができるのです。

今なら、アクアプラス(水洗い)と
しまえる(防虫防カビ)カバー付き
がセットで、1点330円
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品メニューをお知らせするだけでなく、『なぜ、それをしなければいけないのか?』を伝えることが今回のポイントです。

 

→これを伝えることで、クリーニングする必要性が出て来ます。

 

→つまり、クリーニングしないと、デメリットがあることに気付いてもらうのです。

 

→今回のデメリットは、『黄バミと虫食いやカビ』になります。

 

→今は、『着れなくなれば、また新しいものを買えばいい』と思っている人も多いです。

 

→それでも、『また来年も着たいと思う衣類』は必ずあります。

 

→その衣類は、必ず衣替え前にクリーニングしてもらえるようにしていですね。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則