こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
衣料品店さんの『足袋ソックス』に関する気になる店内POPの事例を紹介します。
【現状の店内POPの書き方】
【コメント】
衣料品店さんが、『足袋ソックス』をおすすめしている店内POPです。
商品の近くにあるPOPですので、商品の特徴を中心に書かれています。
これを店頭看板なら、『どのように伝えるのか?』を、考えてみたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状POPの文章】
>足袋ソックス
>普通の靴下と違い、つま先が足袋のように2つに
>分かれている「足袋ソックス」うさぎの耳のように
>かわいらしいフォルムでいろいろな柄、模様があり
>大人気の商品です。
→POPの時は商品からスタートしますが、店頭看板の時はお客さんから始まります。
→例えば、『靴を履いて歩くと、すぐに足が疲れるあなたに』
→そして、その原因を伝えます。
→例えば、『もしかしたら、歩き方に問題があるかもしれませんね』
→この後、その説明をして、商品につなげるのです。
→最後は、行動の促しも忘れずに!
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(衣料品店の足袋ソックス)
るあなたに
もしかしたら、歩き方に問題がある
かもしれませんね。
靴を履く時は、無意識に足先をそら
して靴が脱げないように歩きます。
そうすると、浮指やベタ足になって
足が疲れやすくなるのです。
そんな時『足袋ソックス』がおすす
め!
これを履くと、つま先が2つに分か
れているため、親指から小指までし
っかりと意識でき、足の指を使った
正しい歩き方ができます。
足が疲れるな~と思ったら、ぜひお
試しください。
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→POPなら商品中心でもいいですが、店頭看板にはお客さん中心で伝えることが今回のポイントです。
→どんなお客さんにおすすめなのか?
→どんな効果があるのか?
→などのメッセージを伝えることができるのです。
→そうすると、商品を買う必要性が出て来ます。
→その上で、『かわいいフォルムでいろいろな柄、模様があり、大人気の商品です』というPOPがあると、手に取りやすくなるのです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則