こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
人が仕事をする理由は色々ありますが、一般的にはお金を稼ぐことが挙げられます。
しかし、その背後にある目的やゴールが仕事の意識やモチベーションに大きな影響していることでしょう。
仕事をする際に、『自分はどうのような生活がしたいのか?』、『そのためにどの程度のお金が必要なのか?』という目的やゴールがあるはずです。
本来は、その目的を達成するために、仕事をしています。
例えば、『家族旅行や住宅購入のために、お金を貯める』、『自分自身の将来のために、お金を積み立てる』など、将来のゴールがハッキリしている場合
このような人は、モチベーションが高く、苦労してもゴールを達成するために行動することができます。
一方、仕事をする理由が、『単に日々の生活をするため』などの目的やゴールが曖昧な場合
具体的な行動へのモチベーションは、そんなに高くありません。
それは、『ただ、今月を生き抜くためのお金が得ること』が目的だからです。
また、『自分自身の将来がどうなるのか?』などを考えることもないので、働くこと自体にストレスを感じてしまいます。
なぜなら、目的やゴールがない場合は、『現状にギャップや危機感がないため、痛みが少ない』ので、『やりたくないことをやらされている』と感じてしまうからです。
しかし、中には、『お金を稼ぐだけではなく、仕事を通じて貢献したい』という目的を持つ人もいます。
この人は、仕事をする上での意識やモチベーションはとても大きくなるでしょう。
このようなことから、『なぜ働くのか?』の問い掛けへの1つの答えは、次のようになります。
生きるための手段のお金を得るためですが、その先にある目的やゴールを達成するためです。
その目的やゴールは、自分のため、家族のため、中間のため、社会のため、であることが大切になります。
そうすると、仕事に対する意識やモチベーションが高まり、ストレスや辛さに負けずに取り組むことができるのです。
そして、その目的やゴールが達成することで、自分自身の成長ややりがいを感じやすくなります。
つまり、自分自身や周りの人たちのために、大きな目的やゴールを持って取り組むことが働くと言うことなのです。
その達成時の満足感に、働く意味や価値を見出すことができるでしょう。
あなたは、なぜ働くのでしょうか?
ただ単に生活するために働くのでしょうか?
それとも、自分自身のため、家族のため、仲間のため、社会のために目的やゴールを持って働くのでしょうか?
どちらも働くことに変わりはありません。
しかし、働くことの意味や価値は、全く違って来ることでしょう。
一度、立ち止まってハッキリさせても遅くはないはずですよ。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則