店頭看板の事例(蕎麦専門店のニシン蕎麦) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

蕎麦専門店さんの『ニシン蕎麦』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

蕎麦専門店さんが、『ニシン蕎麦』をおすすめしている店頭看板です。

 

『自家製のニシン』を使ったお蕎麦になっています。

 

できれば、お客さんの素朴な疑問に応えながら、『ニシン蕎麦の魅力』を伝えたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>数量限定

>自家製

>春告魚蕎麦

>ニシン

>1380

>お酒の当てもどうぞ。

 

 

 

→まずは、お客さんの素朴な疑問からスタートします。

 

→例えば、『なぜお蕎麦とニシンを組み合わせたのでしょうか?』

 

→この後、『それは・・・』とその理由を伝えます。

 

→そして、『どのように自家製で作るのか?』や『ニシンの食べ方』も伝えるといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(蕎麦専門店のニシン蕎麦)

なぜお蕎麦とニシンを組み合わせた
のでしょうか?

ニシンには良質なタンパク質やビタ
ミン・ミネラルが豊富で、健康食材
のお蕎麦と合わせると栄養バランス
の良い食事ができるからです。

当店のニシンは自家製で、ニシンを
1週間ほど干したのち、1カ月ほど
熟成させて、甘辛く炊き上げていま
すので、淡白なお蕎麦にピッタリの
味わいになっています。

ニシンの身をほぐして、旨味を出汁
に溶け込ませると、コクの深い味わ
いの変化も楽しみの1つです。
◆ニシン蕎麦 1杯¥1380

数量限定ですので、お早めに!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品名と価格だけでなく、お客さんに『商品の魅力』を伝えることが今回のポイントです。

 

→お客さんに、『食べてみたいな~』と感じてもらうことが目的になります。

 

→そのためには、『お店が知っていることで、お客さんが知らないこと』を伝えてあげるといいですね。

 

→『なぜ、お蕎麦とニシンを組み合わせたのか?』

 

→『どのように自家製で作るのか?』

 

→『ニシンの食べ方は、どうするといいのか?』など

 

→ちょっと書いてあるだけで、興味を持ってもらえるお客さんが出て来るのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則