店頭看板の事例(居酒屋店のセンベロセット) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

居酒屋店さんの『センベロセット』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

居酒屋店さんが、『センベロセット』をおすすめしている店頭看板です。

 

『センベロ』とは、『1000円で、べろべろになるまで飲める』というネーミングですが、本当にべろべろになるのでなく、『1000円で、ほろ酔い加減で飲める』という意味になっています。

 

なので、『安くて、旨くて、さっと帰れる』ところが人気です。

 

この辺りを少し付け加えてみたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>本日限定 数量限定

>¥1000 ベロセット

>お造り+生ビールで

 

 

 

→まず、『どんな時に、おすすめしたいのか?』、問い掛けてみたいと思います。

 

→例えば、『仕事で疲れた時に、ちょっと息抜きして行きませんか?』

 

→この後、『そんな時・・・』と、『センベロセット』につなげます。

 

→簡単な説明をして、『何が、人気なのか?』も付け加えるといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(居酒屋店のセンベロセット)

仕事で疲れた時に、ちょっと息抜き
して行きませんか?

そんな時打って付けなのが、『セン
ベロセット!』

新鮮なお造りと冷たい生ビールのセ
ットで、¥1000です。

安くて、旨くて、さっと帰れるから
大人気!

お一人でも楽しく飲める雰囲気作り
を大切にしています。

数に限りがありますのでお早めに!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品名だけでなく、『どんな時におすすめなのか?』と伝えることが今回のポイントです。

 

→こうすることで、『ちょっと息抜きしないな~』と思ったら、急に立ち寄りたくなります。

 

→ネーミングのように、べろべろになるまで飲むよりも、『ちょっと飲んで、さっと帰りたい人』に打って付けなのです。

 

→そして、お店の雰囲気さえ良ければ、2度3度と足を運んでもらえます。

 

→そのためには、来店時に、『お疲れ様です』と笑顔でお迎えすることが大切です。

 

→明るい雰囲気のお店は、良い印象を与えます。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則