店頭看板の事例(生花店のおうちでお花見) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

生花店さんの『おうちでお花見』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

生花店さんが、『おうちでお花見』をおすすめしている店頭看板です。

 

なかなか面白い企画だと思います。

 

コロナの影響で、満足なお花見ができません。

 

今年は元に戻りつつありますが、それでもまだ心配な人も多いはずです。

 

そんな人のためにメッセージを送りたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>おうちでお花見しませんか?

>桜 旭山

>大人気の桜が今年も入荷しました

>八重咲の花姿がとってもcute!

 

 

→まず、『どんな人におすすめしたいのか?』から書き出します。

 

→例えば、『花見に行きたくても、ここ数年は行けず、今年もちょっと・・・と思っているあなたに』

 

→そんなあなたに、問い掛けます。

 

→例えば、『せめて、おうちで、早春のお花見気分を味わってみませんか?』

 

→この後、商品につなげます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(生花店のおうちでお花見)

花見に行きたくても、ここ数年は行
けず、『今年もちょっと・・・』と
思っているあなたに

せめて、おうちで、早春のお花見気
分を味わってみませんか?

その為にピッタリなのが、『旭山桜
の盆栽』です。

日本人にこよなく愛されている桜の
1つ! 春になると鮮やかなピンク
色の花を咲かせてくれます。

八重咲なので満開期を迎えると、と
ても華やいで見ごたえ十分ですよ。

大人気の桜なので、お早めに!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→単に投げ掛けるだけでなく、『誰に、投げ掛けるのか?』が今回のポイントです。

 

→『誰に』をハッキリさせると、メッセージとして届けやすくなります。

 

→そうすると、必要性が伝わるため、刺激されるのです。

 

→もちろん、『何となく、いいかも!』と感覚だけで行動できる人は、それでいいでしょう。

 

→しかし、『そう言われれば、そうかも!』と、必要性で行動する人もいるのです。

 

→色々なお客さんがいますので、『どれが一番反応するか?』、試してみる価値があると思います。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則