2022年を振り返って感じること | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

2020年春よりコロナが始まって、約3年間。

 

大きく世の中が変わってしまいました。

 

・目先の事では、マスクが生活の必需品となったこと

 

・仕事面では、リモートが増えて移動時間が極端に減ったこと

 

・国際社会では、ウクライナの戦争で再び東西冷戦が始まったこと

 

 

他にも色々とあります。

 

そんな中、経済にとっての一番の変化は、『デフレからインフレへ』ではないでしょうか?

 

 

世界的なインフレが起こっている今、日本もインフレの波に飲み込まれて行きそうです。

 

では、『デフレ時代のやり方』と『インフレ時代のやり方』では、どこが変わるのでしょうか?

 

年末なので、この辺りを少し書いてみることにします。

 

 

 

まずは、『デフレ時代のやり方』から。

 

その前に、『デフレ』とは、一体何だったのでしょうか?

 

難しく言えば色々とあるでしょうが、簡単に言うと、『安く作って、安く売る』と上手く行く状態のことです。

 

特に、『安く売る』方に力点が掛かっています。

 

そのため集客スキルを使って、『いかに安そうに見せるのか?』をポイントに、繰り返しお客さんに伝えるのです。

 

ここが上手く行くと、次のような効果が現れます。

 

 

◆『売上げが上げやすくなる』

 

◆『顧客数を増やしやすくなる』

 

◆『顧客数が減っても影響が少なくなる』などです。

 

 

 

 

一方、『インフレの時代のやり方』は、全く違って来ます。

 

まず、『インフレ』とは、簡単に言うと、『高く作って、高く売る』と上手く行く状態のことです。

 

この場合は、『高く作る』の方に力点が掛かります。

 

 

そのため商品コンテンツを作る際に、『どう作ればお客さんがより満足するのか?』がポイントになり、強い商品コンテンツが作られるのです。

 

ここが上手く行くと、次の効果が現れます。

 

◆『利益を上げやすくなる』

 

◆『顧客の質を上げやすくなる』

 

◆『顧客が離れにくくなる』などです。

 

 

 

 

世の中が、『デフレからインフレへ』大きく変わろうとしている中、『モノが上がったから、値上げで対応しよう』、これだけで乗り越えられるでしょうか?

 

 

 

おそらく難しいはずだと思います。

 

 

 

さらに、『今あるお客さんのリスト』も問題です。

 

今までの『デフレの時代』に、『安く作り、安く売る』ことで集めたリストが、これからの『インフレの時代』に通用するでしょうか?

 

『インフレの時代』は、『高く作り、高く売る』ことがポイントになります。

 

だとしたら、『高く作り、高く売る』ことで集めたリストが、必要なのではないでしょうか?

 

 

ちなみに、『強い商品コンテンツ』の中身は、商品の機能面だけではなく、人員の接客面も重要な要素であることを忘れてはいけません。

 

 

 

もうすぐすると、2023年の新しい変化の年がやって来ます。

 

来年に向けて、『デフレからインフレへ』の対策を一度考えてみてはいかがでしょうか?

 

早く考えて実行したところから、よい結果が出るように思います。

 

良いお年を!

 

 

 

 

次回のブログ記事は、2023年1月6日(金)になります。

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則