売上げの重要なポイントは4つの先行投資! | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

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もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

売上げを上げる先行投資には、色々あります。

 

その中で、販売面では次の3つが重要です。

 

◆(A)『立地の家賃等』

 

◆(B)『人員の人件費』

 

◆(C)『集客の広告費』

 

 

 

これらの先行投資が重要です。

 

これらは、別名、『戦略費』とも呼ばれます。

 

なぜなら、これらの組み合わせによって、売上げの取り組み方が違ってくるからです。

 

 

 

例えば、(A)の『立地の家賃等』を多くした場合、(C)の『集客の広告費』は、オープン時にある程度必要ですが、軌道に乗り出すと、そんなに多くは必要ないでしょう。

 

 

逆に、(C)の『集客の広告費』を多くした場合、(A)の『立地の家賃等』は、そんなに多くはいらないのです。

 

極端な話、お店という形態がなくてもやっていけるでしょう。

 

 

また、(B)の『人員の人件費』に関しては、(A)の『立地』が良いところほど、客数が多いか、客単価が高いか、になりやすいので、それに合わせた人件費が高くなるでしょう。

 

高くなる内訳は、客数が多い場合は、スタッフさんの人数が多くなって人件費が多くなります。

 

客単価が高い場合は、高いスキルのスタッフさんが必要となるため、一人当たりの人件費が高くなるのです。

 

 

 

同じように、(C)の『広告費』を多くすると、新規集客を含む客数が多くなるので、(B)の『人員の数』が多くなり、人件費が多くなるでしょう。

 

逆に、『広告費』を少なくすると、集客面はリピートのお客さんに頼ることになるので、高いスキルのスタッフさんを必要とし、一人当たりの人件費がアップしやすいです。

 

 

 

これらの組み合わせは、単純な例で、実際はこれらが複雑に絡み合っています。

 

だから、ある面やってみなければ分からないことが多いです。

 

しかし、それでも事前に決断して、先行投資しなければ売上げが上がらないので勇気と覚悟がいります。

 

 

 

さらに、販売面に関する先行投資だけでなく、最近は、もう一つ重要なポイントが必要です。

 

それは、

 

◆(D)の『新商品の開発費』になります。

 

 

原因は、世界的なインフレとそれに伴う値上げです。

 

値上げの流れは、当分続くことでしょう。

 

そうなると、今までの商品では、値上げ後の価格に見合う価値の提供ができなくなります。

 

その結果、客離れが起こりやすくなるのです。

 

そうならないために、『新しい商品』が必要になります。

 

なぜなら、お客さんは自分事の悩みに対しては、多少価格が高くても受け入れてもらえる傾向があるからです。

 

だから、そこに合わせた『新しい商品の開発』は欠かせません。

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

◆(A)『立地の家賃等』

 

◆(B)『人員の人件費』

 

◆(C)『集客の広告費』

 

◆(D)『新商品の開発費』

 

 

 

これらの中で、『どれを優先的に先行投資するのか?』

 

ここを決めて、最適な組み合わせをすることが、とても重要になります。

 

 

もしも、これが上手く行かなければ、今後の売上げは難しくなるはずです。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則