店頭看板の事例(居酒屋店のレモンサワー) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

居酒屋店さんの『レモンサワー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

居酒屋店さんが、『レモンサワー』をおすすめしている店頭看板です。

 

単に『レモンサワー』を紹介しているだけでなく、『おかわり』や『休けいの商品』も紹介しています。

 

なかなか面白いアイデアですね。

 

さらに付け加えて、『チュウハイとサワーの違い』などで興味付けしたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>凍ったレモンが氷代わりに!

>最強レモンサワー ¥490

>そのままのグラスでおトクにおかわり!

>追いサワー ¥350

>休けい

>C.C.レモン ¥280

 

 

 

→まずは、『チューハイとサワーの違いとは?』と投げ掛けます。

 

→例えば、『チューハイとは・・・』

 

→例えば、『サワーとは・・・』

 

→こんな感じで、お客さんの素朴な疑問に応えて、興味を引きます。

 

→そして、『レモンサワー』につなげるのです。

 

→簡単に説明をして、最後に行動を促します。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(居酒屋店のレモンサワー)

チューハイとサワーの違いとは?

チューハイとは、焼酎ハイボールの
略で、焼酎の炭酸割りのことです。
サワーとは、英語で酸っぱいという
意味で、日本ではウイスキーやジン
などの蒸留酒と酸っぱい果汁の炭酸
割りのことを言います。

今月のおすすめドリンクは、
◆最強レモンサワー ¥490
バーボンウィスキーのジンビームと
レモン果汁を炭酸で割ったもので、
凍ったレモンを氷代わりにしている
ので見た目も楽しめますよ!

そのままのグラスでおかわりできる
◆追いサワー ¥350
休憩したい時には、
◆C.C.レモン ¥280
お仕事帰りやちょっと気分転換した
い時に、ぜひどうぞ!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品メニューの紹介をするのでなく、お客さんの素朴な疑問で興味を引くことが今回のポイントです。

 

→冒頭の『チューハイとサワーの違いとは?』は、このことを良く知らずに注文しているお客さんが多くいます。

 

→そんなお客さんの素朴な疑問から始めると、結構読んでもらえるのです。

 

→不思議なことですが、お酒好きのお客さんは、このような情報だけでもお酒が飲みたくなってしまいます。

 

→こうしておいて、商品メニューの紹介をすると、行動してもらいやすくなるのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則