店頭看板の事例(アロマとハーブ店のごぼう茶) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

アロマとハーブ店さんの『ごぼう茶』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

アロマとハーブ店さんが、『ごぼう茶』をおすすめしている店頭看板です。

 

色々な効能があるようですが、できれば1つに絞って伝えたいと思います。

 

なぜなら、その方がお客さんに伝わりやすいからです。

 

今回は、『便秘』についてのメッセージにします。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>国産ごぼう100%

>ごぼう茶

>・整腸、腎臓強化、代謝アップ

>・抗酸化、コレステロール分解

>2138円(税込)20袋

>香ばしく、豊かな香り。

>毎日の健康を考えた腸活ティー

 

 

→まずは、便秘で困っているお客さんの現状で呼び掛けます。

 

→例えば、『お通じが何日もスッキリしない、モヤモヤして冴えないなどを感じたことがあるあなたに』

 

→そして、『ごぼう茶』が今注目されていることを伝えます。

 

→この後、『ごぼう茶』の良さにつなげるといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(アロマとハーブ店のごぼう茶)

お通じが何日もスッキリしない、モ
ヤモヤして冴えないなどを感じたこ
とがあるあなたに

腸内環境を整えて、便秘の改善が期
待できると、『ごぼう茶』が、最近
注目されています。

ごぼう茶とは、ごぼうを細かく切っ
て、乾燥させ、焙煎して作るハーブ
ティーのことです。ごぼうに含まれ
る水溶性の食物繊維が、胃や小腸で
消化されずに大腸まで届くので、ビ
フィズス菌などの腸内細菌が増えて
腸を整えます。

国産ごぼう100%のごぼう茶
20袋 ¥2138(税込)

便秘だから仕方がないと諦めず、一
度お試し下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品中心のお知らせではなく、お客さん中心のお伝えにすることが今回のポイントです。

 

→そのためには、『どんなお客さんに、おすすめしたいのか?』から始めてみます。

 

→今回は、『便秘でお悩みのお客さんに』、お伝えするメッセージです。

 

→それと、『なぜ、ごぼう茶が便秘に良いのか?』も伝えます。

 

→こうすることで、『ごぼう茶』に興味を持ってもらえるお客さんが現れることでしょう。

 

→その上で、商品を紹介します。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則