店頭看板の事例(食品雑貨店のあんバター) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

食品雑貨店さんの『あんバター』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

食品雑貨店さんが、『あんバター』をおすすめしている店頭看板です。

 

『あんバター』は、1921年に名古屋の喫茶店さんが、始めたと言われています。

 

それが、最近、注目を集め出してきたのです。

 

理由は、コロナ騒動で、お家時間が増えたのが一因とか?

 

この『あんバター』は、人の食欲を刺激する3つの成分である、『甘さ』、『脂質』、『塩分』の組み合わせなので、一度食べたら病みつきになるようです。

 

この辺りを、付け加えてみたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>あんバター

>こしあんVSつぶあん

 

 

→まず、今、『あんバター』が人気であることを伝えます。

 

→例えば、『おうち時間が増え、朝食やおやつを充実させたい方に、今、あんバターが人気です』

 

→この後、『あんバター』の魅力を伝えます。

 

→そして、『つぶあん』と『こしあん』の2つから選べることを伝えるといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(食品雑貨店のあんバター)

おうち時間が増え、朝食やおやつを
充実させたい方に、今、あんバター
が人気です。

魅力は、あんこの上品な甘さとバタ
ーのコクや塩気の絶妙なバランスの
良さにあります。

だから、一度食べるとやみつきにな
ること間違いなし!

2種類のあんバター!
◆歯応えがあるのが好きな方は『つ
ぶあん』を
◆滑らかな食感が好みの方は『こし
あん』をお選び下さいね!

店内で、ぜひご試食を!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品のお知らせだけでなく、『今、人気であること』や『どんな魅力があるのか?』などを伝えることが今回のポイントです。

 

→これを伝えると、お客さんは『そうなんだ』と、『あんバター』に興味をもってもらえます。

 

→この後で、『つぶあん』と『こしあん』のどちらかを選んでもらえばいいのです。

 

→それと、できれば、『どんな味がするのだろうか?』というお客さんの素朴な疑問に応えてあげましょう。

 

→その意味では、『店内で、試食できます』は、効果的だと思います。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則