こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
売上げを上げるやり方を考える場合、次の3つのポイントをハッキリさせる必要があります。
◆(1)『到達する目標は、いくらか?』
◆(2)『喜ばれるお客さんは、誰か?』
◆(3)『意外と思えるウリは、何か?』
この3つがハッキリしていると、ターゲットに合わせたウリをしっかり伝えることができるので、利益が取れる売上げを作れるのです。
しかし、この3つがあやふやだと、割引き特典中心の売上げになるでしょう。
では、3つのポイントを簡単に説明しますね。
まずは、(1)の『到達する目標は、いくらか?』をハッキリさせましょう。
なぜなら、ゴールである目標が数値でハッキリしていないと、やり方が変わってしまうからです。
例えば、1カ月で100万円の売上げを上げるのと、1カ月で1000万円の売上げを上げるのとでは、やり方が変わって当然だと分かります。
仮に、客単価が1万円だとしたら、100万円なら100名の客数が必要です。
それが1000万円なら、1000名の客数になります。
このように、『いくらの客単価で、何人の客数を集めて、到達する売上げはいくらなのか?』をハッキリさせることが、とても重要なのです。
次に、(2)の『喜ばれるお客さんは、誰か?』をハッキリさせましょう。
なぜなら、喜ばれるお客さんがハッキリすれば、それだけ楽しい体験をしてもらうことができるからです。
そうすると、『どうすれば楽しい体験ができるのか?』を具体的にイメージしてもらえます。
そのため、喜ばれるお客さんを集めやすくなるのです。
その上で、(3)の『意外と思えるウリは、何か?』をハッキリさせましょう。
なぜなら、意外と思ってもらえると、今までの解釈が変わるからです。
お客さんは大抵の場合、新しい解釈に気付くと、それを体験してみたくなります。
そして、体験することで、喜びや楽しさを実感するのです。
そうすると、それが売上げにつながりやすくなります。
どうでしょうか?
誰でもいいから、とにかく沢山のお客さんを集めて、売上げを作りたいのなら、上記の3つのポイントは必要ないのかもしれません。
なぜなら、下手に絞り込んで見込みの客数を減らしてしまっては、沢山のお客さんを集められないからです。
しかし、お客さんに喜ばれて、しっかり利益が取れる売上げを上げたいのなら、3つのポイントはとても大切になります。
大切なので、3つのポイントをもう一度!
◆(1)『到達する目標は、いくらか?』
◆(2)『喜ばれるお客さんは、誰か?』
◆(3)『意外と思えるウリは、何か?』
一度、考えてみて下さいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則