店頭看板の事例(ネイルサロン店の爪の悩み) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

ネイルサロン店さんの『爪の悩み』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

ネイルサロン店さんが、『爪の悩み』に対応するための店頭看板です。

 

商品メニューに関することが多く書かれています。

 

できれば、『爪の悩み』に対して、もう少し付け加えてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>すぐに爪が折れる 自爪が小さい

>だから深爪にしかなれない・・・

>なんて、あきらめていませんか?

>美爪育成コース

>表面だけでなく、天然由来成分

>オイルで、爪内部からしっかりケア

>定期的にご来店頂き

>3カ月後には見違える指先に

>1回¥5500

>8回チケット¥35200(¥4400/回)

>チケット購入の方は、育成オイル1本プレゼント

 

 

→まず、『爪の悩み』の実態を伝えます。

 

→例えば、『30代~50代女性の実に7割が、手の爪に悩みを持っています』

 

→そして、具体的な悩みも伝えるといいでしょう。

 

→例えば、『特に、割れや欠け、縦スジやデコボコなどが多いでしょう』

 

→この悩みの原因を示します。

 

→この後、『どうすればいいのか?』や『商品メニュー』を説明するのです。

 

→最後は、行動の促しをします。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(ネイルサロン店の爪の悩み)

30代~50代女性の実に7割が、
手の爪に悩みを持っています。
特に、割れや欠け、縦スジやデコボ
コなどが多いでしょう。

これらは、主に乾燥が原因している
ことが多いです。
ご自宅でハンドクリームで保湿する
やり方もありますが、それでは爪に
栄養が行き渡りません。

見た目が美しく、清潔感がある爪に
するには、プロのケアがおすすめで
す。天然由来の成分オイルで、栄養
などを内部までしっかりケアするこ
とで、健康的な美しい爪に生まれ変
わって行くことでしょう。

美爪育成コース(8回)
¥35200
手の爪が気になったら、あきらめず
一度ご相談下さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『商品メニュー中心』のお知らせでなく、『お客さんの悩み中心』のお伝えが今回のポイントです。

 

→そのためには、『お客さんの悩みの現状』からスタートします。

 

→できれば、より具体的がいいですね。

 

→そして、その原因と対策を伝えます。

 

→その上で、商品メニューを伝えてから、行動につなげる流れにしましょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則