こんにちは、値上げの専門家（中小企業診断士）の伊丹芳則です。
美容室さんの『カラー＆トリートメント』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
美容室さんが、『カラー＆トリートメント』をおすすめしている店頭看板です。
『ＧＬＴカラー』や『ＧＬＴトリートメント』と専門用語を使っています。
この言葉が分かっているお客さんには、これでいいでしょう。
しかし、この言葉がピンとこないお客さんには、ひと工夫する必要があります。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『＞』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
＞カラーをする度に髪がキレイに！
＞髪質改善
＞・ＧＬＴカラー
＞ツヤ、指通り、おさまり驚きの質感！
＞・ＧＬＴトリートメント
＞ネット予約特別クーポンあります！
→専門用語を知らないお客さんには、どんな工夫をすればいいのでしょうか？
→色々ありますが、一番簡単なやり方は、問い掛けです。
→例えば、『カラーをすると髪が傷むと思っていませんか？』
→この問い掛けで、『髪が傷むと思っているお客さん』には、興味を持ってもらえます。
→そうすると、この後の文章を読んでもらえるのです。
→この工夫をやってから、商品につなげます。
→最後は、いつものように行動の促しです。
【変更後看板の文章】
＜例えば＞
◆店頭看板の事例（美容室のカラー＆トリートメン）
ませんか？
実は、するほどに髪質が改善できる
カラーがあるんですよ！
それが、『ＧＬＴカラー』です。
髪のダメージを修復するトリートメ
ントをカラー剤に混ぜてカラーし仕
上げますので、ツヤのあるしなやか
な柔らかさがキープできるのできま
す。
もちろん『ＧＬＴトリートメント』
だけでもＯＫです。
最近、髪がボサボサで、まとまりが
悪くなった感じたら、ぜひご相談下
さいね！
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→専門用語を使う場合は、お客さんの具体的な現状を問い掛けることが今回のポイントです。
→こうすることで、専門用語は分からなくても、『どんな用途で、どんな効果があるのか？』が分かるので、専門用語を理解しやすくなります。
→『問い掛け』には、このような強力な効果があるのです。
→それと、最後の『行動の促し』も、お客さんが感じている具体的な感情で促すことがポイントになります。
→これを使うと、『どんな時に行動すればいいのか？』が分かるので、行動しやすくなるのです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則