こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
リラクゼーションサロンさんの『ヘッド&ネック』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
リラクゼーションサロンさんが、『ヘッド&ネック』のもみほぐしをおすすめしている店頭看板です。
『脳がとろけるとほど爽快感』を伝えています。
できれば、『誰におすすめなのか?』をハッキリさせたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>本日のおすすめ
>脳がとろける
>爽快ヘッド&ネック
>20分 2690円
>2名様同時希望は
>お電話にて予約をお願いします。
>『電話番号』
>対応時間22:00まで
→まずは、『誰におすすめするのか?』からスタートします。
→例えば、『いつもスマホが手放せないあなたに』
→このように『誰に』を決めつけることをイヤがる方がいます。
→なぜなら、決めつけると対象者が少なくなると思ってしまうからです。
→しかし、実際は逆で、決めるつけるほど対象者が多くなります。
→これはちょっとイメージすれば分かるでしょう。
→いきなり、『脳がとろけるヘッド&ネック』と言われて、『それいいかも』と思うお客さんがいるでしょうか?
→もちろん、『今すぐ、それがしたい』と思っているお客さんは、そうかもしれません。
→しかし、ほとんどのお客さんは、対象外なのです。
→ところが、『いつもスマホが手放せないあなたに』と呼び掛けると、対象者が増えて来ます。
→こんな感じで、商品につなげるといいでしょう。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(リラクゼーションサロンのヘッド&ネック)
情報量が多くて、脳を使い過ぎてい
ませんか?
脳を使い過ぎると、いつも頭が重た
く、気が休まらず、何もやる気が起
こらなくなります。これは、自律神
経やホルモンバランスの崩れによる
心身の不調です。
そんな時はヘッド&ネックほぐし!
疲れが溜まっている部分を優しくも
みほぐし、ストレスや身体の不調を
ラクにします。
20分 ¥2690
ちょっと癒されたいな~と思ったら
こちらまで!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『何をおすすめするのか?』の前に、『誰におすすめするのか?』を伝えることが今回のポイントです。
→こうすることで、対象者が増えます。
→それと、『なぜそうなるのか?』をハッキリさせてから、『何を』をおすすめすると、スムーズにつながるでしょう。
→なぜなら、お客さんは、『なぜ』に気付けないからです。
→だから、『なぜ』をハッキリさせて、『そのためには、コレ!』と、『何を』につなげます。
→最後は、『こんなこと思ったら、こちらまで!』と、行動の促しです。
→行動の促しは、必ず行います。
→なぜなら、『最後の行動を言われると、その通り動くお客さんが多いから』です。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則