店頭看板の事例(焼き芋店の壺焼き芋) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

焼き芋店さんの『壺焼き芋』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

焼き芋店さんが、『壺焼き芋』をおすすめしている店頭看板です。

 

『石焼き芋』はよく聞きますが、『壺焼き芋』とは、一体なんでしょうか?

 

看板では、『→』を使って、『壺』の実物を見せるようにしています。

 

できれば、言葉でも伝えてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>コチラの窯で焼いてます! →

>ギリシャ、クレタ島から取り寄せた

>テラコッタ製の大窯で

>じっくり時間をかけて焼き上げる

>当店オリジナル製法の

>壺焼き芋です!

 

 

 

→まずは、今、『壺焼き芋』が注目されていることを伝えます。

 

→例えば、『焼き芋と言えば、石焼き芋が一般的ですが、今までと違う壺焼き芋が、今注目されています』

 

→そして、『どんな焼き方なのか?』を、簡単に説明して、商品につなげるのです。

 

→最後は、忘れずに行動の促しも行います。

 

→なぜなら、お客さんは、『指示されると、その通りに動く傾向がある』からです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(焼き芋店の壺焼き芋)

焼き芋と言えば、『石焼き芋』が一
般的ですが、今までと違う『壺焼き
芋』が、今注目されています。

直火で焼く『石焼き芋』と違い、壺
に吊るして底の炭火の熱を循環させ
て焼くやり方です。

60~70度で1時間半~2時間か
けて、ゆっくり、均一に熱を通しま
すので、皮に焦げ目はつきません。
しかし、中はキレイな黄金色で、ホ
クホク感や甘みが全く違います。

『紅はるか』や『シルクスイート』
『鳴門金時』など、違う焼き芋と食
べ比べても楽しいですよ!

ぜひ、店内でお試し下さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→初めて聞く言葉は、できるだけ分かりやすい言葉で伝えることが今回のポイントです。

 

→現状の看板のように、実物を見てもらうことは、とてもインパクトがあります。

 

→しかし、前もって言葉で伝えると、興味が湧いてくるので、見てもらいやすくなるのです。

 

→それと、『食べ比べ』の提案は、とてもいいと思います。

 

→なぜなら、焼き芋も芋の種類によって、微妙に味わいが変わるからです。

 

→これも、楽しみの一つになるでしょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則