店頭看板の事例(間借りパン店のコッペパン) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

間借りパン店さんの『コッペパン』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

間借りパン店さんが、『コッペパン』をおすすめしている店頭看板です。

 

飲食店さんの一部を間借りしているパン店さんがやっています。

 

写真付きなので、分かりやすいですね。

 

では、『今、なぜコッペパンなのでしょうか?』

 

この辺りをちょっと付け加えてみたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>お持ち帰り (間借りパン店)

>コッペパンいかがですか?

>ボリューム満点の手づくりコッペパン

>朝ごはんや昼ごはんに!

>・自慢の京風だし巻きコッペ

>・日替りあります!

>・売切御免!

>階段おりてスグ

>ぜひ、のぞいてみてください!

 

 

 

→まず、コッペパンと言えば、『昭和世代には学校給食』が思い出されます。

 

→しかし、そんな懐かしいコッペパンが、今新しいものとしてブールになっているのです。

 

→この辺りを伝えます。

 

→そして、『その理由は何なのか?』、3つほど上げるといいでしょう。

 

→こうしておいて、おすすめのコッペパンを伝えます。

 

→最後は、行動の促しも忘れずに!

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(間借りパン店のコッペパン)

昭和世代には、学校給食でおなじみ
のコッペパン!

実は今、そんなコッペパンにブーム
が起きています。

理由は、
◆バターやジャムを塗った給食の経
験が懐かしい
◆パンに挟む多彩な具材が、インス
タ映えして、SNSでウケが良い
◆シンプルで柔らかいパンなので、
甘いクリームから総菜まで、幅広い
具材でアレンジしやすい

今日のおすすめは、
『自慢の京風だし巻きコッペ』
ボリューム満点でランチに最適!

手づくりで数に限りがありますので
お早めに!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→単にコッペパンだけをお知らせするのでなく、『なぜ今、コッペパンなのか?』をお伝えすることが今回のポイントです。

 

→コッペパンには、懐かしさと新しさの両方があります。

 

→この辺りを上手く表現すれば、両方のお客さんに興味を持ってもらえるのです。

 

→ここをちょっと意識すると、反応が良くなるでしょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則