店頭看板の事例(雑貨店のエアプランツ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

雑貨店さんの『エアプランツ』に関する気になる店頭POPの事例を紹介します。

 

【現状の店頭POPの書き方】

 

 

【コメント】

 

雑貨店さんが、『エアプランツ』をおすすめしている店頭POPです。

 

これを店頭看板にするとしたら、どうなるのかを考えたいと思います。

 

『エアプランツ』とは、土を必要としない不思議な観葉植物です。

 

元々、中南米が原産で、ジャングルの樹木や標高3000m以上の岩場、砂漠地帯など過酷な環境に自生していました。

 

土を必要としないため、手間がかからず、置き場所も選ばないのが特徴です。

 

また、意外と花の美しさも、人気の1つになっています。

 

この辺りをちょっと付け加えてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>エアプランツ

>土のいらない植物

>涼しい時間帯にきり吹きでしゅしゅっ

>週2~3回が目安です。

>¥110(税込)

 

 

→『どんな方におすすめなのか?』から書き始めます。

 

→例えば、『テレビの横やサイドボードに、ちょっと植物を置きたいあなたに』

 

→この後、それができにくいことで、投げ掛けます。

 

→例えば、『でも、水やりなどの手間が面倒で、あきらめていませんでしたか?』

 

→このようにしてから、『エアプランツ』につなげるのです。

 

→その理由と、写真を使った楽しみ方も伝えます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(雑貨店のエアプランツ)

テレビの横やサイドボードに、ちょ
っと植物を置きたいあなたに
でも、水やりなどの手間が面倒で、
あきらめていませんでしたか?

実は、コロンと置くだけで、ワンポ
イントになる植物があるんですよ!

それが『エアプランツ』、土を必要
としない不思議な植物のため手軽に
育てられて置き場所も選びません。

株自体はシックな色ですが、上手
に育てると写真のような鮮やかな
花を咲かせます。
店内で、おしゃれな人気アイテム
を手に取ってみて下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品だけを説明するのでなく、『誰におすすめなのか?』から始めることが今回のポイントです。

 

→そして、置き場所を選ばない理由も伝えます。

 

→こうすることで、利用シーンが広がって来るのです。

 

→その上で、いろいろな楽しみ方があることも伝えます。

 

→その1つとして、鮮やかな花が咲くことを、写真で見せましょう。

 

→上手に育てないと、花が咲かないこともありますが、それも楽しみの1つになるはずです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則