こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
リラクゼーションサロンさんの『ヘッド&ネック』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
リラクゼーションサロンさんが、『ヘッド&ネック』をもみほぐすことをおすすめしている店頭看板です。
商品メニューとその効果をお知らせしています。
できれば、問題部分も付け加えたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>6月1日~8月31日
>爽快ヘッド&ネック
>首、肩、頭周りをほぐし
>ウォータージェルで首筋を
>トリートメント!
>施術中は清涼感ですっきり
>終われば血行が促進
>10分1370円
>20分2690円
>ペーパーお着替えついてます
→問題部分を付け加えるには、どうすればいいでしょうか?
→一番簡単なやり方は、現状を問い掛けることです。
→例えば、『デスクワークで同じ姿勢が続くと、首や肩が張って、詰まった感じになりませんか?』
→もしも、この問い掛け通りだとしたら、このお客さんは現状に疑問を持つます。
→そして、さらに投げ掛けると、問題になるのです。
→例えば、『これらがひどくなると、首の付け根や側頭部に痛みが出て、一晩寝ても回復しなくなります』
→この後は、商品メニューとその効果を伝えて、最後は行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(リラクゼーションサロンのヘッド&ネック)
首や肩が張って、詰まった感じにな
りませんか?
これらがひどくなると、首の付け根
や側頭部に痛みが出て、一晩寝ても
回復しなくなります。
そんな時は、
頭から首にかけてもみほぐす
『ヘッド&ネックコース』
20分 ¥2690
(10分単位で延長可)
頭の重たい感じが消え、気分もラク
になることでしょう。
『ちょっと頑張り過ぎたかな~』と
思ったら、ぜひこちらまで!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→商品メニューと効果だけをお知らせするのでなく、しっかりと問題部分から伝えることが今回のポイントです。
→では、なぜ問題部分から伝えないといけないのでしょうか?
→それは、問題部分を投げ掛けないと、どこか他人事の話になるからです。
→お客さんは、他人事の話はほぼ興味を持ちません。
→しかし、もしも、その投げ掛けが気になる内容であったとしたら、その時点で自分事になります。
→自分ことになると、急に興味を持ち始めるのです。
→ぜひ、問題部分からスタートすることをおすすめします。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則