こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
クリーニング店さんの『汗抜き』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
クリーニング店さんが、『汗抜き』をおすすめしている店頭看板です。
お客さんが知らない、プロならではの情報をお伝えしています。
とてもいい看板の内容です。
折角のいい情報なので、もうちょっとだけ広く伝えてみたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>真夏、スーツで働く皆様へ
>『汗抜きクリーニング』すると
>涼しく感じるってご存知ですか?
>汗で目詰まりした繊維が解消され
>使用する網のシリコンの効果で
>肌触りサラサラ、べとつきなし!
>是非1度お試しを!
→7月に入ったので、季節の話題から入るといいでしょう。
→例えば、『もうすぐ暑い夏がやって来ますね!』
→そして、『暑くなると、こんな問題が・・・』と続けます。
→その上で、『社会人の身だしなみ』を、問題提起するのです。
→そして、『汗抜きクリーニング』を紹介します。
→簡単にその効果を説明して、最後に行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(クリーニング店の汗抜き)
暑くなると気になるのが、汗や汚れ
やニオイです。
そんな夏は、社会人の見だしなみも
大きな差となって現れます。清潔感
があって、見た目が良い人とそうで
ない人では、その差が歴然です。
もしも、この身だしなみが悪ければ
仕事もプライベートも上手く行きに
くく、大きな損にもつながります。
そんな時は、汗抜きクリーニング!
汗や汚れで目詰まりした衣類がスッ
キリし、肌触りがサラサラで、清潔
感も感じてもらえることでしょう。
夏こそ、社会人はクリーニングを!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→今はリモートの活用などで、『真夏にスーツで着る人達』が減っています。
→そんな時は、おすすめする人達をちょっとだけ広くして、伝えることが今回のポイントです。
→例えば、『社会人の見だしなみ』とします。
→こうすることで、スーツを着る人達以外の方にもおすすめできるのです。
→身だしなみとなると、『汗抜きクリーニング』をする頻度も変わって来るでしょう。
→このように、『誰におすすめするのか?』が変わると、おすすめのやり方も変わって来るのです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則