こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
薬局店さんの『八ツ目ウナギ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
薬局店さんが、『八ツ目ウナギ』をおすすめしている店頭看板です。
『目には八ツ目ウナギ、飲む目薬』と、『どんな商品がおすすめなのか?』をお知らせしています。
そして、最後が、『ドライアイ、つかれ目など』と、『どんな悩みにおすすめなのか?』です。
この順番を逆にしてみたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>目には、八ツ目ウナギ
>飲む目薬(八ツ目ウナギ キモの油)
>サイズいろいろ 100球 1320円~
>目のビタミンと言われている
>天然ビタミンAが
>他の食品と比べて突出!
>ドライアイ、つかれ目など
→『どんな商品がおすすめなのか?』と『どんな悩みにおすすめなのか?』の順番を、なぜ逆にすると思いますか?
→それは、『どんな商品がおすすめなのか?』から伝えても、お客さんは興味を持ってもらえないからです。
→しかし、『どんな悩みにおすすめなのか?』から伝えると、悩みがあるお客さんに興味を持ってもらえます。
→その上で、商品をおすすめする方が、聞く耳を持ってもらえるのです。
→つまり、お客さんに聞く耳を持ってもらうために、『どんな商品がおすすめなのか?』と『どんな悩みにおすすめなのか?』の伝える順番を逆にすると、効果的になります。
→この後は、いつもの流れで伝えて行けばいいのです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(薬局店の八ツ目ウナギ)
ブルはありませんか?
最近は、エアコン、パソコン、スマ
ホなどを長時間使い続けていると、
これらのトラブルが起きやすくなり
ます。特に、コンタクトレンズを使
われている方ほど多いです。
そこでおすすめなのが、飲む目薬!
八ツ目ウナギ100球 ¥1320
八ツ目ウナギは目のビタミンと言わ
れるビタミンAを豊富に含みます。
それを飲みやすいカプセル球にした
ものです。
目のトラブルを感じたら、ぜひお試
し下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『商品』からお知らせするのでなく、『悩み』からお伝えすることが今回のポイントです。
→『悩み』を伝えることで、お客さんに興味を持ってもらえます。
→なぜなら、お客さんは自分に関わることしか、興味を持たないからです。
→もちろん、投げ掛けた『悩み』に興味を持たないお客さんもいます。
→しかし、それはそれでかまいません。
→商品は、お客さんの『悩みの解決策』なので、『悩み』に興味を持たないお客さんには、商品は売れないのです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則