お客さんと長いお付き合いをするためには? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

『お客さんが満足した時のことを教えて下さい』と聞くと、お客さんが、『商品やサービスを買った時のこと』を答えられます。

 

『いいモノが買えた』、『とても良かった』、『嬉しくてワクワクする』など、お客さん喜びの声が多いです。

 

 

確かに、買われた時の喜びで満足されていることは分かります。

 

しかし、この時の満足は、一時的なもので時間が経てばすぐに忘れてしまうのです。

 

時間が経てば忘れてしまう満足ではなく、継続する満足とは何でしょうか?

 

 

 

それを知るためには、『お客さんが、商品やサービスを買った後、どうなったのか?』、もう一歩踏み込んで知る必要があるのです。

 

しかし、このことを、お客さんに質問するスタッフさんは、なかなかいません。

 

 

なぜなら、お客さんが商品やサービスを買った後のことなど、あまり関心がないからです。

 

 

しかし、ここに関心を持つと、『商品やサービスを買った後に、どんな体験をしたのか?』、ものすごく気になります。

 

そして、次回来店時に、その時の様子を聞きたくなるのです。

 

例えば、

 

◆『その後、どうでしたか?』

 

◆『どんな体験をしましたか?』

 

◆『どこが良かったですか?』

 

◆『どこが悪かったですか?』など

 

 

『満足した嬉しい体験』や『思っていたのと違う不満な所』をハッキリさせるでしょう。

 

 

この時の『満足した嬉しい体験』は、冒頭の『商品やサービスを買った時の満足』と違って、一時的で忘れやすいものではなく、継続的なものになります。

 

そのため、時間が経っても忘れにくい記憶として残るのです。

 

 

もちろん、『思っていたのと違う不満な所』も記憶として残ります。

 

なので、その不満な所を解消する改善策を提案するのです。

 

 

すると、『思っていたのと違う不満な所』が改善されて来ます。

 

 

このようにして、次回来店時に、『その後の体験を聞くこと』を繰り返すのです。

 

そうすると、『満足した嬉しい体験』が増えて行き、『思っていたのと違う不満な所』が減って行きます。

 

 

これを体験されたお客さんは、続けてリピートされるようになるのです。

 

 

 

もしも、あなたの商品やサービスが1回切りで、その後のリピートが必要ないものであれば、買った時の満足を最大限に高めればいいでしょう。

 

しかし、1回切りではなく、その後のリピートが必要なものであれば、次回来店時にその後の体験を必ず確かめてみて下さい。

 

 

そして、お客さんの満足した嬉しい体験は、一緒に喜び、お客さんの思っていたのと違う所は、共感しながら改善のための提案をしましょう。

 

 

そうすれば、お客さんと長いお付き合いができるようになるはずです。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則