店頭看板の事例(スーパー店の夏の旬の魚) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

スーパー店さんの『夏の旬の魚』に関する気になる店内看板の事例を紹介します。

 

【現状の店内看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

スーパー店さんが、『夏の旬の魚』をおすすめしている店頭看板です。

 

鮮魚コーナーにある店内看板を見つけました。

 

『毎日、新鮮なお魚入荷しています』という情報は、嬉しいですね。

 

ただ、その次の『今日のおすすめ魚(旬)、聞いて下さい』が、ちょっと残念な気がします。

 

できれば、具体的な事例を紹介したいです。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>魚食べましょっ

>魚屋さんから、食卓までの近道

>・毎日、新鮮なお魚入荷しています

>・今日のおすすめ魚(旬)、聞いて下さい

>・料理に合った調理、お気軽にお申し付け下さい

>(刺身用、フライ用、煮付用・・・)

>栄養価バツグン、ヘルシー

 

 

 

→まずは、『新鮮なお魚が入荷していること』から伝えるといいでしょう。

 

→次に、『お魚には、食べ頃の旬があること』を伝えます。

 

→具体的に、『夏の旬のお魚』を紹介してから、『今日のおすすめのお魚は』という流れがいいですね。

 

→例えば、『6月はあゆ漁が解禁・・・』

 

→最後に、行動の促しをします。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(スーパー店の夏の旬の魚)

毎日、新鮮なお魚がいっぱいです。

お魚は四季を通して、食べ頃を迎え
るタイミングがさまざまで、もっと
も美味しい時期を旬と言います。

◆夏が旬のお魚
・あじ・あなご・あゆ・イワシ・石
鯛・カジキ・カンパチ・キス・スズ
キ・タチウオなど

◆今日のおすすめのお魚
・6月と言えば、はあゆ漁が解禁、
6~7月にかけての若鮎は、骨が柔
らかく身があっさり!
・また、タチウオやスズキは淡白な
白身魚で、夏バテ予防の栄養補給に
ピッタリ!

刺身、フライ、煮付など料理に合っ
た調理も承ります。お気軽にお声掛
け下さいね!

 

 

【今回のポイント】

 

→お客さんに行動は、『最後の行動のみ』を意識することが今回のポイントです。

 

→今回の場合は、『聞いて下さい』と『お申しつけ下さい』と2つの行動を促しています。

 

→『最後の行動』は、『お申しつけ下さい』です。

 

→なので、『聞いて下さい』の部分は、こちらから情報提供します。

 

→例えば、『6月と言えば・・・』とつなげて行くと、『最後の行動』がおすすめしやすいです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則