店頭看板の事例(歯科医院の夏バテ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

歯科医院さんの『夏バテ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

歯科医院さんが、『夏バテ』の予防をおすすめしている店頭看板です。

 

『夏バテ防止』の食材を紹介しています。

 

とても分かりやすくていいですね。

 

できれば、『夏バテとお口の中の関係』についても伝えたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>6月

>木々の緑が色濃くなる時期となりました。

>今回は、これからくる夏本番に向けて

>夏バテ防止のための食材を紹介します。

>すいか:リコピンがトマトの1.4倍多く含まれ

>ているため美容にも健康にも最適!

>水分も多く含まれているので水分補給にも

>しそ:さっぱりしている為、暑くても食べやすい

>ビタミンCが豊富!

>うなぎ:土用の丑の日もあるほど夏にはもってこい

>の食材、うなぎを食べて元気をつけましょう

>レモン:ビタミンとクエン酸が多く含まれている

>ため、ニキビ予防にもなります。

>これらの食材を摂取し、夏をのりきりましょう!

>『店名』

 

 

→まずは、夏バテが心配な人に投げ掛けます。

 

→例えば、『もうすぐ暑い夏がやって来ます』

 

→例えば、『暑さが厳しくなると夏バテが心配ではありませんか?』

 

→この後、夏バテとお口の中の関係を伝えます。

 

→そして、その原因と対策を伝えてから、そのための食材を紹介するといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(歯科医院の夏バテ)

もうすぐ暑い夏がやって来ます。
暑さが厳しくなると夏バテが心配で
はありませんか?

夏バテは、体が疲れやすくなるだけ
でなく、お口の中にも悪い影響を与
えます。

原因は、大量に汗をかくことで体内
の水分が減り、唾液の量が不足する
からです。唾液が減るとお口の中の
食べかすが流れにくくなり、虫歯や
歯周病になりやすくなります。

対策は、こまめな水分補給と唾液が
でやすい食べ物を摂ることです。
◆スイカ(水分補給ができる)
◆レモン(クエン酸で唾液が出る)
◆納豆(ポリグルタミン酸で唾液が
出る)
夏バテ予防のために、小さなケアか
らコツコツ始めて下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→夏バテ予防も大切ですが、夏バテとお口の中の関係を伝えることが今回のポイントです。

 

→まずは、夏バテが心配な人に、投げ掛けることから始めます。

 

→なぜなら、夏バテが心配でない人には、意味のない情報だからです。

 

→そして、『夏バテはお口の中にも悪い影響を与えること』を伝えます。

 

→その上で、原因と対策を伝え、具体的な食材を紹介するのです。

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則