店頭看板の事例(スーパー店のシールキャンペーン) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

スーパー店さんの『シールキャンペーン』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

スーパー店さんが、『シールキャンペーン』を行っている店頭看板です。

 

『シールキャンペーン』とは、『お買い上げ金額○○○円ごとに、シール1枚を進呈して、それを複数枚集めると、特典がある』というキャンペーンになります。

 

今回のものは、『対象商品を特別価格で購入できる』特典です。

 

『対象商品』は、限定的で在庫がなくなり次第終了になります。

 

この辺りを少し付け加えてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>キッチンツール キャンペーン

>『ブランド名』のお皿、ガラスボールなど

>シールを集めてお得にゲットして下さいネ!

>・ハーブティ、グリーンティ、紅茶もすてき

>・サラダやドレッシング、おしゃれだから

>そのまま食卓へ出せる

 

 

 

→まず最初に、『何をやっているのか?』を伝えます。

 

→例えば、『シールキャンペーン』

 

→この後、今回のキャンペーンの簡単な説明をします。

 

→なぜなら、仕組みをハッキリさせた方が、参加しやすいからです。

 

→そして、『どんなお得があるのか?』を伝えます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(スーパー店のシールキャンペーン)

『シールキャンペーン』
お買い上げ金額1000円(税込)
ごとに、シール1枚進呈!

ご希望商品の必要枚数のシールを集
めると、特別価格で下記の人気のキ
ッチンツールがご購入できます。

◆耐熱ガラスボール2個セット
(ブランド名)シール10枚
・特別価格¥1298(54%引)
◆耐熱ガラスティーポット
(ブランド名)シール5枚
・特別価格¥1078(51%引)
各種の対象商品は店内に展示中!

毎回の買い物で、少しずつシールを
集めると、かなりお得な買い物にな
りますよ!

人気の商品ほど在庫がなくなります
ので、お早めに!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『キャンペーン』をお伝えする場合は、『どうすれば参加できるのか?』ここをハッキリさせることが今回のポイントです。

 

→参加条件のハードルが高いか、商品に魅力がないと、参加するのをあきらめます。

 

→また、参加条件が分からないと、興味を持ちません。

 

→今回のスーパーの場合でも、キャンペーンのことをよく分からないお客さんは、折角のシールも不要と思い、『いりません』と断っていました。

 

→それと、『これ欲しい!』と思ってもらえる商品を選んで、『人気の商品ほど早くなくなる』思わせることも大切です。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則