こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
自動車販売店さんの『新車購入』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
自動車販売店さんが、『新車購入』をおすすめしている店頭看板です。
しかし、『現在、新車の納期がかなりかかってしまう』ことをお知らせしています。
とてもタイムリーなお知らせです。
できればもう少し付け加えてみたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>現在! 新車の納期
>かなりのお時間が
>かかっています!
>ご購入をお考えの方は
>お早めに ご相談ください!
→タイムリーな情報の出だしは、このまま使います。
→この後、その原因を伝えると、信ぴょう性が出るでしょう。
→例えば、『一番の原因は、今、世界的な半導体不足により、新車の生産が大幅に遅れているからです』
→その上で、現状を伝えます。
→例えば、『通常なら1カ月前後の納期が、正確に分からない状態が続いています』
→そして、少しでも納車の時間を早めるポイントを伝えながら、行動の促しを行うのです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(自動車販売店の新車購入)
かかっています。
一番の原因は、今、世界的な半導体
不足により、新車の生産が大幅に遅
れているからです。
通常なら1カ月前後の納期が、正確
に分からない状態が続いています。
少しでも納車の時間を早めるには
◆希望の納車日を伝える
◆在庫のある車種やグレードを選ぶ
◆必要書類を早めに用意しておく
ご購入をお考えの方は、早めにご相
談下さい!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→タイムリーな情報は、できるだけ詳しく伝えることが今回のポイントです。
→そのためには、まず、『現在の状態』を伝えます。
→そして、次に、『一番の原因』を伝えると、より信ぴょう性が出て来るでしょう。
→その上で、『少しでも納期を早めるやり方』を伝えるのです。
→最後は、そのために、『早めにご相談下さい』と行動を促すといいでしょう。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則