こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
社長さんの悩みごとの8割は、『集客』と『売上げ』に集中しています。
そのため、
・『集客するためには、どうすればいいのか?』
・『売上げを上げるためには、どうすればいいのか?』
いきなりその手段を求めようとします。
しかし、いきなり手段を求めても、上手く行くことは少ないでしょう。
なぜなら、その前に次の2つのことをハッキリさせる必要があるからです。
それは、
◆(A)『社長さんが、やりたいこと』
◆(B)『会社が、やらなければいけないこと』
この2つのことをハッキリさせることで、『スタッフさんに、やってもらうこと』である手段が決まるのです。
手段とは、『何を』、『どうする』で決まります。
その前に、(B)の『会社が、やらなければいけないこと』が必要です。
これを違う言い方で言うと、『目標』や『ゴール』になります。
『目標』や『ゴール』には、『いつまでに』、『どれくらい』、『どこが』が必要です。
ここがハッキリしていないと、手段である『何を、どうする』が決まりません。
例えば、『1カ月の売上げをプラス100万円上げる目標』と、『1カ月の売上げをプラス1000万円あげる目標』とでは、手段が全く違ってくることは分かるでしょう。
また、それを『1つの店舗で達成する』のと、『5つの店舗で達成する』のとでも変わって来るのです。
このように、手段を決める前に、(B)の『目標』や『ゴール』を決めることは、とても大切なことになります。
では、(B)の『目標』や『ゴール』を決める上で、ハッキリとした基準はあるでしょうか?
多くの場合、ハッキリとした基準がないことがほとんどです。
だから、ただ何となく、昨年対比の実績で『目標』を決めます。
しかし、この基準で『目標』を決めても、『どうしても、やらなければいけない』とはならないのです。
そのためには、(A)の『社長さんが、やりたいこと』が重要になります。
これを一言で言うと、『社長さんの想い』です。
この想いを、『それは、何のためにやりたいのか?』と深めて行くと、『目的』や『方向性』がハッキリします。
『目的』や『方向性』がハッキリすると、『それが最大になる目標』を決めることができるのです。
その上で、『その最大の目標』は、『いつまでに』、『どれくらい』、『どこが』すればいいのかを決めて行きます。
この『目的が、最大になる目標』を決めることがとても重要です。
例えば、『いつまでに』が10年後まででもかまいません。
それを、5年後、3年後、1年後と落とし込んで行けばいいのです。
そうすると、1カ月後は、『どれくらい』、『どこが』達成しなければいけないのかを決めることができます。
これは、『目的』や『方向性』につながる『目標』や『ゴール』なので、『会社が、やらなければいけないこと』になるのです。
どうでしょうか?
いきなり『何を、どうする』という手段を求めるのでなく、『何のために』という目的を決めて、『いつまでに、どれくらい、どこが』という目標をまず決めることが必要です。
これらがハッキリすると、みんなの行動が変わり出しますよ!
一度お試しを!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則