こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
イタリア料理専門店さんの『ディナーコース』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
イタリア料理専門店さんが、『ディナーコース』をおすすめしている店頭看板です。
『大切な人を最高の笑顔にするディナー』って、とても素敵だと思います。
できれば、そこにつなげる流れを作りたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>あっ! 最近あなたの大切な人
>最高の笑顔にしていますか?
>ワインと心トキメク イタリア料理のコース
>きっと素晴らしい思い出になる
>ディナーコースをお楽しみ下さい
>コース ¥4400~¥7700
>『P』 ご案内致します。
>『電話番号』
>※苦手なもの、アレルギーなどお聞きして
>ストレスなくお食事できるようにメニューを
>ご提案いたします。何なりとご相談下さいネ。
>『店名』
→まず、現状と理想のギャップを投げ掛けます。
→例えば、『いつもの夕食をお家で済ませるより、たまには大切な人と一緒にディナーを楽しみませんか?』
→この後、『最高の笑顔が見れること』につなげます。
→例えば、『美味しい料理を食べながら、会話を弾ませると・・・』
→また、『苦手なものやアレルギーのあるもの』を除くサービスのことも伝えます。
→最後は、行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(イタリア料理専門店のディナーコース)
たまには大切な人と一緒にディナー
を楽しみませんか?
美味しい料理を食べながら会話を弾
ませると、最高の笑顔が見れて、素
敵な思い出に!
事前にご連絡頂くと苦手なものやア
レルギーのあるものなど、ストレス
のないメニューでご提供できます。
ワインと心ときめくイタリア料理
ディナーコース
¥4400~¥7700
『たまには贅沢もいいかな~』と思
ったら、今すぐご連絡下さい!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『大切な人を最高の笑顔にするディナー』という素敵なコンセプトにつなげることが、今回のポイントです。
→そのためには、現状からスタートさせます。
→なぜなら、現状とのギャップがある方が、刺激されやすいからです。
→例えば、現状とのギャップを刺激されると、『そう言えば、そうだな~』と共感されると、興味を持ってもらえます。
→もちろん、共感されないお客さんもいるでしょう。
→しかし、店頭看板は、共感されるお客さんだけに届けば、それでいいのです。
→そうすれば共感されるお客さんだけに、『最高の笑顔のディナー』がお届けできます。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則