店頭看板の事例(クリーニング店の保管サービス) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

クリーニング店さんの『保管サービス』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

クリーニング店さんが、『保管サービス』をおすすめしている店頭看板です。

 

とても良くできたメッセージになっていると思います。

 

ここまでできると、もう少し付け加えて、さらに良くしたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>タンスやクローゼットの中に服が

>いっぱいでお困りではありませんか?

>そんなあなたに

>『保管サービス』をおすすめします!

>春~秋まで保管するのでクローゼット

>などのスペースが広がって衣類の

>出し入れがラクになりますよ!

>クリーニング+保管サービスを

>まずは一度お試し下さい

 

 

 

→では、何を付け加えればいいのでしょうか?

 

→できれば、『どんなお客さんにおすすめなのか?』をハッキリさせたいですね。

 

→例えば、『収納スペースが限られているのに、なぜか服が増えてしまうあなたに』

 

→そんなお客さんへ、お役に立つ情報があることを伝えます。

 

→例えば、『実は、スペースを広げる簡単な方法があるんですよ!』

 

→この後、『保管サービス』につなげます。

 

→簡単な説明とズバリその魅力を伝えるのです。

 

→最後は、もちろん行動の促しになります。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(クリーニング店の保管サービス)

収納スペースが限られているのに、
なぜか服が増えてしまうあなたに

実は、スペースを広げる簡単な方法
があるんです!

それが、『保管サービス!』
最大8カ月間の保管ができるので、
来シーズンまで収納スペースが広が
って出し入れがラクになりますよ!

しかも、クリーニング店に出すだけ
で、衣替えが終わるのも魅力です。

収納スペースに困ったら、ダウン類
などのかさばる衣類と一緒に保管依
頼して下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→お客さんへのメッセージが書けるようになったら、次はお客さんに寄り添うように書くことが今回のポイントです。

 

→そのためには、『どんなお客さんにおすすめなのか?』からスタートするのがコツになります。

 

→そして、『どんなお役立ち情報なのか?』を意識して、お客さんが気付いていないプロの情報を伝えるといいですね。

 

→その上で、『その魅力』を伝えます。

 

→ここで言う『その魅力』とは、お客さんにとって、『お金を払っても手に入れたい体験』です。

 

→最後は、『どんな時、具体的に何をすればいいのか?』を伝えて、行動してもらいましょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則