こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
販促物のコピーが上手く書けない時があります。
そんな時は、『どのように書けばいいのか?』と、つい考えてしまうことが多いです。
そうすると、『書く技術』が知りたくなります。
『書く技術』を知ろうとすると、ネット媒体でちょっと検索するか、ちょっとお金を払って電子書籍を読むかすれば、簡単です。
私が書いているこのブログも、一種の『書く技術』に入ります。
これらの情報をある程度読むと、何となく、『このように書けばいいのだな!』と分かることでしょう。
しかし、実際にイザ書こうとすると、書けないのです。
どうしてだと思いますか?
それは、『何を書けばいいのか?』がハッキリしていないからです。
もっと言えば、『誰に、何を書けばいいのか?』、目の前のお客さんに提案するくらいのリアルさが必要になります。
それくらい、この『誰に』と『何を』が、具体的であればあるほど、販促物のコピーが書きやすくなるのです。
これは、『どのように書けばいいのか?』の延長でコピーを考えてしまうと、どうしても、『自分が言いたいこと』ばかりが思いつきます。
これはこれで、必要なことです。
しかし、これだけでは、お客さんに響きません。
なぜなら、お客さんは、『お客さんが聞きたいこと』にしか反応しないからです。
そのためには、少なくとも、『誰に』と『何を』の組み合わせで、『お客さんが聞きたいこと』に結びつなげることが重要になります。
とは言っても、なかなかイメージできない時は、『どこで、どんな出来事なのか?』、ロケーションを思い浮かべるといいでしょう。
そうすると、
◆『どんなシーンで、困っているお客さんなのか?』
◆『今、どんな体験をしてもらおうとしているのか?』
この『シーン』や『体験』が、複数個思い浮かんで来ます。
販促物のコピーは、極端な話、その複数個だけ作れるのです。
つまり、『どんなシーンの誰に』と『どんな体験ができる何を』の組み合わせが、販促物のコピーの中心になります。
後は、それを、『どのように書くと、より刺激的に伝わるのか?』、ここを考えればいいだけです。
『シーン』と『体験』がハッキリしていない時の『どのように書くといいのか?』を考える場合と、比較にならないくらい、より具体的なコピーになるでしょう。
なぜなら、『自分が言いたいこと』でなく、『お客さんが聞きたいこと』をイメージして、書くことができるからです。
もしも、今、『どのように書けばいいのか?』と悩んだら、『シーン』と『体験』を思い浮かべてみて下さい。
最初は、少し戸惑うかもしれませんが、そのうち、きっと簡単に上手なコピーが書けるようになるはずですよ!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則