店頭看板の事例(生花店の母の日事前予約) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

生花店さんの『母の日事前予約』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

生花店さんが、『母の日事前予約』をおすすめしている店頭看板です。

 

例年、母の日の2~3日前は、とても混雑します。

 

そのため、『事前予約』があると便利です。

 

複数枚のPOPで情報は多いのですが、ちょっと分かりにくくなっています。

 

できれば、ちょっとまとめてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>MOTER'S DAY 2022

>今年は例年より早い 5/8

>ありがとうをありがと

>早期予約 〆切は 4/21(木)まで

>お早めに

>母の日は大変混雑し

>ご希望の商品が品切れする場合が

>ありますので、事前予約が

>オススメです

>市場直送

>店頭でお申し込みの直送便!

>『店名』

 

 

 

→まず、『今年の母の日はいつか?』を伝えます。

 

→例えば、『もうすぐ母の日ですね!』

 

→例えば、『今年は例年より早い 5/8(日)』

 

→例えば、『母の日の2~3日前は、大変混雑しますので・・・』と伝えます。

 

→この後、『事前予約』につなげて、『その理由』もハッキリさせましょう。

 

→その上で、『おすすめのお花』を紹介します。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(生花店の母の日事前予約)

もうすぐ母の日ですね!
今年は例年より早い 5/8(日)

母の日の2~3日前は大変混雑しま
すので、事前予約をされる方が増え
ています。

事前予約される理由!
◆母の日ギリギリだと、贈りたいお
花が売り切れているから
◆忘れやすいので事前予約しておく
と、安心だから
◆毎年少しずつ違ったものを送りた
いので、じっくり相談したいから

おすすめの花鉢!
◆定番のカーネーション
◆最近増えているアジサイ
◆ピンク色が人気のバラ

事前予約の〆切は、4/21(木)
までなので、お早めに!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→情報が多いと分かりにくくなりますので、できるだけまとめて分かりやすくすることが今回のポイントです。

 

→やり方は、『事前予約の理由』と『おすすめの花鉢』と、具体的な例を出してまとめます。

 

→こうすることで、イメージがしやすくなるのです。

 

→それと、 『いつまでに、事前予約しなければいけないのか?』を伝えながら、行動を促します。

 

→これをしないと、きっかけができないので、折角のサービスを使ってもらえません。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則